猿の大好物といえば、一番に思い浮かぶのは「バナナ」ではないでしょうか。
しかし、バナナは猿の健康上、あまり好ましい餌ではないというニュースが出ました。
これは、イギリスの動物園が発表したもので、「糖分の多い果物はサルの健康にあまりよくない、低カロリーで低糖質、高たんぱくの餌がいい」ということでした。
その後、バナナだけでなく果物全般を与えることをやめ、ほかにもいろいろな調整をしたそうです。
そのことによって、肥満と虫歯が減り、健康状態が良くなったそうです。
動物園の猿たちは、このように健康状態を考えた食べ物を食べられます。
一方、野生の猿たちは、何を食べて生きているのでしょうか。
ここで詳しく説明していきたいと思います。
野生の猿の食べ物は何?
野生の猿たちは、基本的に何でも食べて生きています。
例えば、昆虫食、果実食、草食など様々です。
また猿の種類によっても異なります。
人間と同じように植物、昆虫、爬虫類、哺乳類など何でも食べる雑食性の猿もいます。
猿が、木の実や昆虫しか食べない動物だと思われている人も多いと思いますが、それはイメージでしかありません。
また、猿は、人間の味覚と同等の味覚をもっているので、人間がおいしいと思うものは、だいたい猿もおいしいと感じるそうです。
まとめ
世界では、こんな話もあります。
アフリカ、タンザニアの沖に浮かんでいるザンジバル島には、森の中で、木の葉を食べて暮らす猿がいます。
それは、ザンジバルアカコロブスです。
最近、人里で暮らす群れが増えていて、あるものを食べるところを目撃されています。
それは、なんと「炭」だそうです。音をばりっと立てて食べているということなのです。
ザクロやイチジクなどの果樹の葉を食べたあと、必ず炭を食べていたそうです。
これは、食事のバランスが悪いために身体の中にたまった毒素を炭に吸着させて、排出しているのではないかと考えられています。
なんて、頭がいいのでしょうか。
野生の猿たちは、ちゃんと生きるために知恵を振り絞っているのです。