健康なハリネズミの肌の色は、淡いピンク色です。
背中の針の間をよく見ると、白いフケが見られることがあります。
肌の色が赤くなって傷ついたり、かさついていたりするとフケとなって飛び散ります。
ハリネズミがかゆがっていたり、食欲も元気もないと思った時は、ダニによるフケが原因と考えられます。
フケもハリネズミの病気の1つです。
ハリネズミのフケの原因を調べる!
なぜハリネズミにフケが出るのでしょう。
原因としては、ダニや乾燥によるものだと考えられます。
ハリネズミは乾燥を好みます。
あまりにも乾燥にしがちな場合、マダニやヒゼンダニ、ノミが背中の針の間に入り込みます。
その中でも、ヒゼンダニによるものが多いです。
ヒゼンダニは、皮膚にトンネルを掘って卵を産み付けます。
その卵が成虫してまた卵を産む。
その繰り返しをするのです。
悪くすると人にもうつる場合もあるので、要注意です。
ハリネズミのフケに対する対策を考える!
もし、ダニを見つけたら、いち早く除去してあげなければなりません。
お風呂に入れてあげて、ダニを洗い流してあげる方法もありますが、あまり頻繁にお風呂に入れてあげるのも、ハリネズミは体温調節をすることが困難な動物です。
お風呂が原因でストレスを感じたり、すぐに風邪をひいてしまったりとデリケートな動物なのです。
フケを見つけたらどうする?
フケや脱毛を見つけたら、ダニが原因である可能性が高いので、いち早く動物病院での治療をお勧めします。
治療薬には注射や飲み薬などがあります。
また、病院では薬剤を溶かしたお湯に、ハリネズミを入れて薬浴する方法があります。
一度では、なかなかダニがいなくなるわけでもありませんので、定期的に病院に通い、ダニを減らしていきましょう。
まとめ
普段よりハリネズミが寝ているときや、背中を丸くしているときに、肌を観察して赤くなっていないか。
白いものはないか、よく見てあげることが必要です。
また、砂遊びをさせてあげるのも効果的だと言われています。
ダニや皮膚病にならないためにも、飼育環境はできるだけ清潔にしてあげなければなりません。
衛生的に保つことで、ハリネズミの異常に早く気づけるよう、普段よりチャックしておくことが大切です。