人間の場合、病気になったら専門の診療科を受診するのが一般的ですが、ハリネズミは他の犬や猫など動物と同様に動物病院という選択肢しかありません。
もちろん獣医師さんもハリネズミという小動物に詳しい人もいれば専門外という人もいますので、病気になる前に信頼できる獣医師さんを探しておく必要があります。
ハリネズミは基本的には健康的な動物ですが、様々な病気を発症することがあります。
臭いもその一つで病気の可能性も考えられます。
ここでは実際に臭いがしたらどんな病気が考えられるのかを説明していきたと思います。
ハリネズミから臭いがしたら病気なの?
ハリネズミ自体から臭いがしたら病気を疑ってみます。
ハリネズミの病気の中で臭いが出るとしたら皮膚病が挙げられます。
皮膚病は主に飼育環境が大きく原因となっていてケージの中が清潔に保たれていないためにダニが発生してダニ症になっていることなので、自然治癒では治りません。
他には冬場などの乾燥や床材の相性が悪くアレルギーが起こっていることも考えられるため皮膚炎を起こしている可能性があります。
いずれにしても早急に動物病院で診察することを心がけるようにしてください。
皮膚病を防ぐには常にケージの中を清潔に保つ必要があります。
また飼い始めたら動物病院へ連れていき血液検査でアレルギーの有無などを調べてもらうことも良いでしょう。
糞や尿などからの臭いが考えられますので、こまめに掃除することを心がけましょう。
また排泄物の臭いは一概に食べ物やストレスが原因とは限りません。
腸炎や脂肪肝なども考えられます。
腸炎は特に夏場の生物、生水の菌の増殖が原因です。
また飼い主自体が餌を用意する過程で菌を移してしまう可能性がありますので、餌を用意する際は清潔な手袋を用意して作業してください。
脂肪肝は単純に運動不足と肥満です。
太りすぎてしまって腸内環境の脂肪率が高くなってしまいうまく消化できていない可能性がありますので、間食はあまり与えず適度な運動をすることを心がけてください。
まとめ
ハリネズミの場合、予防接種などはありません。
早期の発見や初期治療、健康管理の維持がとても大切です。
ハリネズミの健康を守ってあげられるのは飼い主以外他にいません。
いつまでも健やかにハリネズミと暮らしていけるように「いつもと違うな」と感じることがあればそれを見逃さず気づいてあげることが大切なのです。