コアラの赤ちゃんを、見たことがある人はとても少ないのではないでしょうか?
コアラ自体、日本でみられるところは限られている中、その赤ちゃんを見られる機会なんて、本当に一部の人だけ与えられた、奇跡に近いものでしょう。
特にコアラの場合は、哺乳類の中でも特殊な有袋類なので、母親がお腹の袋の中で赤ちゃんを育てます。
その為、他の動物に比べ、顔だけならなんとか、全身を見ることなんてないに等しいのです。
私たちの思い描く「コアラ」を、そのまま小さくしただけなのか?
どれくらいの大きさなのか?
かなり気になるとここです。
コアラの赤ちゃんの特徴は?
コアラの赤ちゃんをめったに見ることが出来ない、一番の理由は、コアラが生後6か月までお腹の袋の中で生活するという動物だからです。
コアラの赤ちゃんは未熟な状態で産まれ、お母さんの袋の中で、お乳を飲みながら、外に出て生活出来るまで成長していくのです。
産まれたての赤ちゃんは、体に毛がなくピンク色をしています。
目は見えず、耳も聞こえませんが、匂いを嗅ぐ嗅覚と触覚はすでに、この時にはしっかりしているのです。
そしてそれに加え、爪も出来上がっているのです。
赤ちゃんはこの嗅覚・触覚・爪を使って、自分で産道を進んで産まれてくるのです。
コアラの赤ちゃんの体重はどのくらい?
未熟で産まれてくるコアラの赤ちゃん、どのくらいの大きさなのでしょう。
産まれて間もない赤ちゃんは身長約1.7㎝、体重約0.5g(1円玉くらい)しかないのです。
それもそのはず、コアラは妊娠期間が35日ととても短いのです。
そのため、お腹の中と、袋の中で赤ちゃんを守り、育てていくのです。
まとめ
コアラの赤ちゃん。
とても小さく大変未熟な状態ではありますが、短い妊娠期間にも関わらず、自らの力で産まれてくることや、産まれてすぐに本能でお乳を飲み成長していき、わずか1年で親離れをすることなど、私たち人間の想像を絶するほどの、自立した赤ちゃんだということがわかります。
命が産まれることへの神秘や、力強さをとても感じました。
コアラだけに限らず、この世に命が産まれ、成長していくということは本当に尊いことだと改めて思います。