ハムスターに噛まれて困ったとの声をよく耳にします。
ハムスターが噛むことに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこでハムスターは、噛まないようにしつけが出来る生き物なのでしょうか。
繰り返し教えたら、覚えてくれるのでしょうか。
ハムスターが噛まないようにするには、どうしたらいいのでしょうか。
ハムスターが噛む!しつけでやめさせられるの?
結論から言うと、私たちが教えるしつけによって、ハムスターが噛むのをやめさせることは、できないと考えたほうがいいようです。
しかし、ハムスターの習性を知ることで、噛まないようにしていくことは可能です。
ハムスターは物事を危険か安全かで判断しているため、ハムスターにとっては不快か快かを基準に、考えるとわかりやすいかもしれません。
そこで、ハムスターが噛む原因を知ることがとても大切です。
大きく分けて噛むのは、次の3点が考えられます。
1つ目は人を噛む、2つ目はケージ内で、ケージや巣箱などを噛む、3つ目はケージの外に出たときに、ケーブルや家具を噛む場合です。
1つ目の人を噛む原因ですが、人間を怖いと判断していたり、驚いたり、危険を感じるなどの強いストレスが加わっている時に、噛むことは知られています。
またハムスターは昆虫などを食べ、動物性タンパク質を摂取する必要がありますが、その栄養素が不足している時にも、飼い主の指を噛むことが伝えられています。
2つ目のケージ内でケージや巣箱などを噛む理由としては、空腹であったり、室温が暑く不快であったり、ケージが狭いなど縄張り意識に関係するものです。
3つ目のケーブルや家具を噛む理由は、ハムスターは壁などの隙間に沿って移動する習性があります。
そこで自分が進みたい方向を遮るものは、噛んで壊し通れるようにするため、その通り道となるところに、ケーブルや家具があると噛んで壊してしまいます。
対処法として自由に室内で遊ばせる場合、ハムスターは、自分の通り道を邪魔されなければ噛まないため、ケーブルを床に置かないようにすることや、家具は隙間をふさぐのではなく、ハムスターが通り抜けることができるように、一定の隙間を開けて配置することで、解消されることが伝えられています。
まとめ
ハムスターの習性を理解することは、噛む原因がわかり、根本的な対策が可能となります。
ハムスターが人間を安全であると判断して、安心して関われる環境を作ることや、ハムスターの栄養面の確認など基本的なことを見直すことがとても大切です。
ハムスターが快適に過ごせるように、今より大きなケージに変えるなどケージやケージ内の環境、室内の状態のひとつひとつを原因に照らし合わせて、解決していくことで、噛まないハムスターになります。