妊娠したうさぎのメスは、出産10日から1週間前になると巣作りを始めます。

その一方、子育てに参加しないオスうさぎは、メスうさぎのそんな行動に協力することは決してありません。

このオスとメスの行動に、飼い主はどのように対処したらよいでしょうか?

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うさぎのメスの巣作り行動

妊娠したメスうさぎは巣作りのために牧草をせっせと運び、さらに自分の毛をむしって巣に敷き詰めて、赤ちゃんのために巣をふかふかにします。

飼い主はメスをサポートするために適切な大きさの木の箱(巣箱用)と、巣に敷き詰めるための充分な量の牧草を準備してあげると良いです。

また、オスうさぎと接触のチャンスがないメスうさぎであっても、どういうわけか巣作りの行動をとることがあります。

妊娠の可能性が全くないメスうさぎのこのような行動は、偽妊娠の一部です。

これはうさぎの想像妊娠のことで、残念ながらあらかじめ対策を取っておくことはできません。

うさぎの偽妊娠は、通常放っておいてもしばらくすればおさまります。

しかし偽妊娠を何回も繰り返すようなうさぎは、子宮の病気にかかっている可能性も考えられるので、獣医に相談することをすすめます。

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うさぎのオスは巣作りをするのか?

うさぎのオスは、子育てには参加しません。

そのため、メスと異なって巣作り行動をとることはありません。

しかしたまに、ダンボールをかじってくずを集めたりするなど、巣作りに似た行動をとるオスもいるようです。

しかしそれは、そのうさぎにとってリクリエーションのひとつ以上の意味はないと考えられます。

もともとペット用のうさぎは、地面に穴を掘って集団で暮らす習性を持つアナウサギを品種改良したものです。

したがってうさぎにとって単なる遊びであっても、オス・メスを問わず穴を掘って巣を作った先祖の行動を本能的に真似しいたとしても、不思議なことではないともいえます。

まとめ

子育てに参加しないオスうさぎと異なって、うさぎのメスは妊娠すると巣作りを行う習性があります。

ときには妊娠していないのに妊娠した気分になって、巣作り行動をとることすらあります。

またうさぎの遊びのなかには、もしかしたら穴を掘って巣を作る祖先のアナウサギの習性を本能的に真似た行動も含まれているかもしれません。

うさぎの飼い主は、そのようなうさぎの行動を適切にサポートしてあげることが、うさぎとの正しい付き合い方であるといえるでしょう。

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