日本では、うさぎと言うと、白いふわふわの毛に赤い目を想像する方も多いと思います。
なぜ白い毛に赤い目なのかというと、遺伝的に原因があるのです。
突然変異の「アルビノ」と言われ、色素が薄くメラニン色素を持っていないため、毛の色は白く見えます。
また、アルビノのうさぎの目は虹彩が透明なため、奥の血管の色が透けて赤い目に見えているのです。
では、うさぎ全体では、何種類の目の色が存在しているのでしょうか。
うさぎの目の色の種類は?
うさぎの目の色は、5種類に分けることができます。
1)ブラウン、2)ブルーグレイ、3)ピンク、4)ブルー、5)マーブルです。
1)ブラウンはナチュラルアイと呼ばれ、通常、黒目に見えます。
数も多く一般的な色です。
2)ブルーグレイは虹彩の周りが灰色で少し変わった色ですが、こちらもよく見かけるほうです。
3)ピンクはルビーのような色で、人気色だとされています。
4)ブルーは虹彩が灰色がかった青色で、特殊です。
こちらも人気があります。
5)マーブルは、虹彩の周りが薄い茶色です。
うさぎの目の色の種類は変わることもある?
うさぎの目の色は、状態によって変わることがあります。
病気や事故が原因の場合もありますし、成長とともに毛の色と同じように多少変化することもあります。
病気で目の色が変わる場合、原因はいくつか考えられます。
目が赤くなる場合、結膜炎などの白目部分が炎症を起こしたときです。
また、ブドウ膜炎などの深部の炎症による場合も考えられます。
目が白くなる場合は、目の角膜全体が白くなる角膜症、ブドウ膜炎、緑内障に伴う症状だと考えられます。
緑内障は、眼の内部の圧力が高まることにより、急に視力が失われる怖い病気です。
また、水晶体が白く濁ることによって、目が白く見える白内障の疑いもあります。
うさぎは、歳をとってくると白内障でなくてもレンズが硬くなり、白みがかってくることがあります。
これは水晶体核硬化症といい、目は見えていますので、特に心配はありません。
まとめ
うさぎの目が、成長によって少しずつ変化する場合がありますが、これは親うさぎに似ていくことが多いです。
母うさぎと父うさぎが違う目の色をしている場合、成長とともにどちらかの目の色に近い、はっきりとした色に変化することがあります。
このように成長による変化であれば心配ありませんが、病気が原因である場合は、緊急を要することもあるので気を付けなければなりません。
毎日のうさぎとのコミュニケーションの中で、うさぎの様子を観察し、小さな変化でも見逃さないようにしたいものですね。