うさぎの貧血ってどうやって見分けるの?
と考えてしまいますよね。
人間と違って言葉を発しないうさぎの貧血を見つけるのは、なかなか難しいことです。
もし、歯肉や舌の色が白っぽくなっていたら要注意です。
すぐに病院へ連れて行ってください。
病院で血液検査をしてくれるはずです。
うさぎが貧血を起こした時どんな治療をするの?
うさぎが貧血を起こす原因がいくつかあります。
その原因によって、治療方法が異なりますが、貧血のひどく急を要する場合は、人間と同じように輸血によって血を補う場合もあります。
ただ、うさぎの輸血ができる病院はそれほど多くありませんので、まだ一般的だとは言えなさそうです。
雌のうさぎが貧血になる原因で多いのが、子宮疾患です。
この場合は、子宮と卵巣の摘出手術をすることが有効な治療といえます。
手術後はホルモンバランスが崩れるため、1カ月ほどは不安定な状態が続く可能性があります。
いつも以上に、うさぎの様子をじっくりと観察してあげてください。
次に、イエダニなどが大量にうさぎに寄生して貧血を引き起こしている場合は、注射と薬の投与、滴下タイプの薬剤で駆虫をします。
うさぎの貧血の予防対策は!?
貧血の原因として多い子宮疾患にならないためには、6か月~1歳くらいに避妊しておくことをおすすめします。
子宮疾患には、避妊していないうさぎがかかりやすいからです。
他の病気にかかりやすくなる時期を考えると、1歳になるまではベストでしょう。
避妊していない場合は、血尿が出ていないか、お腹や乳腺は張ってきていないかなどをチェックしてあげましょう。
病院で定期健診を受けておくと安心ですね。
貧血を起こしたらどんな食べ物を与えればいい?
うさぎが貧血を起こしたら、ミネラルが豊富な野草を与えましょう。
栄養分としては鉄・銅・葉酸などが多く含まれている大麦若葉や、乾燥したタンポポの葉や桑の葉がおすすめです。
また、日頃からこれらの野草を与えることで、貧血の予防にもなります。
まとめ
うさぎも人間と同じように貧血になりますが、「頭がフラフラする」などと自分から言葉を発することができません。
その分、飼い主さんが日頃から様子を観察してあげることが大切ですね。
ちょっとした変化に気づくことができれば、病気の早期発見にもつながります。大切なうさぎのために、毎日少しでもコミュニケーションをとる時間を作りましょう。