日本における、馬とのかかわりは弥生時代末期であると言われているそうです。

中国での馬とのかかわり方はいつ頃からだったのでしょう。

馬 歴史 中国

中国の馬と歴史は?

中国では伝統文化として、剪紙(切り紙細工)の馬、木彫りの馬、縁起のいい模様として馬をあしらった木彫りの家具など、「馬」が表現されることが多いようです。

中国文化において、「馬」は祝福や願い、激励、成功などを象徴するそうです。

また、中国では、古くから中型馬の蒙古馬が飼育されていたと考えられているようで、殷代出土の馬骨や馬具から高度な馬文化の存在が知られているそうです。

紀元前4世紀頃から中国は遊牧騎馬民族の侵入を受け続け、動作が機敏で頑健な北方民族の騎兵に比べ漢民族の使う馬は痩せて非力な馬が多く、重装した兵士が跨って戦う事ができなかったそうです。

その後、周や春秋戦国時代から秦の始皇帝まで、馬に騎乗する北辺の匈奴に対抗して万里の長城を築くとともに、馬の増殖に力を入れていたといわれているそうです。

スポンサードリンク

始皇帝陵の兵馬俑坑には、等身大の士卒や軍馬や馬車などの陶俑が多数出土されているとされ、当時の馬の姿を見ることができるそうです。

漢の武帝は匈奴に対抗するため、西域に駿馬を求めて、兵を中央アジアのフェルナガ(トルキスタン)へ遠征させ、「天馬の道」を拓きいわゆる天馬・千里馬・汗血馬とよばれる良血のタルパン系高原馬が直接導入されるようになったとされているようです。

古代朝鮮には現在の済州島馬のような小型馬おり、その後に中国や匈奴の中型馬が移入されたとされています。

汗血馬という名前に関して言うと、主に遊牧民の君主や有力者が名乗る称号である可汗から「王の血統の馬」とする解釈が妥当であるとされているようですが、実際に血を流していた、或いはそういう風に見えたという説も多いようです。

馬の毛色によっては、汗を流した時に血のように見えることがあるようです。

また寄生虫に寄生されている馬は実際に血の汗を流すことがあり、この寄生虫による馬の能力低下はあまり無いとされているそうです。

まとめ

中国の馬は、蒙古馬のイメージが強かったのですが、色々な馬の歴史があることがわかりました。

日本では、飛躍などの意味もがありますが、中国でも馬は良い意味があるのです。

スポンサードリンク