今でこそタコは海外でも人気でてきてますが、本来はタコを食べる国は少数派でした。
ちなみに日本は昔からタコの消費量は多いです。
だが、タコを食べない国でも漁獲量が高くなった国もあります。
どんなことにも言えますが、同じ状態が永遠に続くことはまずありえません。
時間の経過によって、立場や状況が変わってくるものです。
タコだって例外ではありません。
例を挙げると、「悪魔の魚」と呼ばれてた国でもタコを食べる人が増えてきてます。
時代によって扱われ方が変わっていくものです。
ただ、タコはどのような扱われ方をしたのか気になるところでもあります。
それを知るのに最も有効的なデーターは漁獲量だと思います。
理由は、数字で結果が出てるので、どのような扱い、又は需要があるのかが分かりやすいためです。
なので、今回はタコの漁獲量の推移についての特集をしていきたいと思います。
日本と外国のタコの漁獲量の推移について
今現在では、タコの消費量は日本が約6割を占めていると言われています。
日本人は、タコが大好きな国民というのがよくわかります。
そして、需要があるので、漁獲量もどんどん増えていきました。
ただ、1970年代以降には日本の漁獲量の数字は減少しています。
これの詳しい理由は下記の「日本でのタコの漁獲量が減少してる理由とは!?」
に記述させていただきます。
日本の漁獲量が減っても消費量は減ってないので、その分を補うために、モロッコやモーリタニアなどに援助をし、日本のためにタコを漁獲するようになっていきました。
中国も輸出向けに漁獲していったのが始まりです。
中国産のタコもとても多いです。
なので、これらの国ではタコの漁獲量が一気に上がりました。
タコを食べる習慣がない国でも、漁獲量が上がっていったのは、日本のタコの消費量がとにかく多いのが理由です。
もっと簡単に言えば、世界のタコの漁獲量のランキングは、日本がきっかけで変わっていったといってもいいぐらいです。
日本人は本当に、タコを愛してるということが漁獲量のランキングや推移でよくわかります。
タコの争奪戦が始まりつつある!?
日本ほどの消費量ではないにせよ、今世界中でタコの人気が出てきています。
タコ焼きの美味しさを知ったり、健康食品として知られるようになったりしたためです。
これらが理由で、いま日本では、タコの値上がりが止まりません。
一部では、いつかは高級食材として扱われる日も来るのではと言われてるぐらいです。
日本でのタコの漁獲量が減少してる理由とは!?
上記でも少し話しましたが、日本でのタコの漁獲量は減っています。
しかもタコだけではなく、他の魚も漁獲量が減少しています。
漁獲量全体でだと、ピーク時に比べたら約3分の1まで減少しています。
ただ世界全体では、漁獲量が増えています。
ただ、日本は減ってます。
なぜでしょうか?
海水温が上昇してるから?
又は中国や韓国に盗まれてるから?
でも、多少の違いはあっても、諸外国と条件はほぼ一緒です。
ではなぜなのか?
ズバリ一番の理由は、「乱獲」(獲物をやたらにとること)ではないかと言われています。
日本は長年多くの海洋生物を獲りすぎて、資源量が激減したことが一番の理由とされています。
モーリタニアでも、日本へのタコの輸出が多すぎて、資源量が激減したと言われています。
そのため今モロッコでの輸入が盛んですが、ここも同じようになる可能性もあります。
まとめ
日本と諸外国の漁獲量や消費量などを調べて、今タコは世界中で人気がでてると知りました。
ただ、日本国内の漁獲量は下がってるので、日本にとってあまり良くない状況にあると思いました。
このままでいくと、近いうちに、今までみたいに気軽に食べれなくなる可能性も十分にあるので、漁獲のやり方など、いろいろと転換期に入ってきてるのだと思います。
ただ、日本人はなかなか変わることができないという悪い習慣があるので、今後もタコに対する条件はどんどん悪くなっていく一方だと思います。