人々に愛される動物として挙げられる「ジャイアントパンダ」。

動物園に行けばいる、と思うかもしれませんが実はとても数は少ないのです。

日本国内の動物園で会えるのはたったの3か所。

野生のジャイアントパンダも激減しており、一時は絶滅危惧種になったほどです。

どうしてそこまで減少してしまったのか?

ジャイアントパンダ 減少 原因

ジャイアントパンダが減少した原因とは?

パンダは元々、中国東部と南部に広く、ベトナムやミャンマーにかけても生息していました。

冬眠はせず、1年中山の奥深く森林の多く茂る場所で過ごしていました。

1日の半分は食べていると言われるほど、竹や笹、昆虫や果物などを食べることもあります。

食の99%が竹であり、ジャイアントパンダの減少の理由は森林伐採が大きい。

急激な人口増加により森林伐採が大規模で行われ、また毛皮を目的として狩猟をする人々もいました。

これは1980年代後半に、密猟された146頭の毛皮が押収された事件でもよく分かります。

世界的に有名になればなるほど、こうした密猟は増えたのです。

生息地も奪われ、個体数も激減し、どんどん減少。

そして野生のジャイアントパンダは中国の一部でしかおらず、たった1,000頭程になりました。

絶滅危惧種へ登録され、ようやく危機回避に動き出しました。

スポンサードリンク

現在は絶滅危惧種から解除され、ひとつ下の危急種へ引き下げられました。

ここまでたどり着くには、中国での地道な保護活動がありました。

数十年かけて、一番の効果が出たのは保護地域を増やしたこととされています。

2000年と2016年の経過をみると、25%の増加がありました。

徐々に保護地域を増やし、資金調達には海外の動物園へジャイアントパンダをレンタル契約することでした。

実際日本にいるジャイアントパンダは、中国から借りている個体。

そして頭数を増やすためにも、人工繁殖を試みています。

しかし、なかなか増えないのには繁殖率や赤ちゃんの生存率がとても低いことも。

日本国内の動物園でも、人工繁殖に成功したものの、赤ちゃんは生後数日で亡くなった例もいくつかあります。

まとめ

まだまだ予断を許さない状況が続いています。

引き下げられたものの、また激減するのではないかと言う人々もいます。

危機的状況であることを常におき、保護活動を続けることで維持出来る可能性はあります。

動物園へ行くことや、パンダを支援するためにグッズ購入などもあり、手助けする方法は様々。

少しでも何か出来ることをして、パンダ保護を支援しましょう。

スポンサードリンク