日本は今、輸入大国となっていてさまざまなものが輸入されています。
日本人は無類のタコ好きで、二千年も以上も前から食べられていたこともあり、今では自国でまかなえられなく輸入に頼っています。
タコの消費量は世界最大消費国となっており、その割合は年間世界の約60%とも言われています。
輸入先はほぼアフリカ産だとされています。
ではどの程度輸入しているのか、もうすこしほりさげて見たいと思います。
日本がどんな国から輸入しているの?
日本の主なタコの輸入先は、モロッコ産、モーリタニア産とどちらもアフリカにあり、日本の輸入量の約75%がアフリカ産となっていす。
そして中国からの輸入が、3位となっています。
ほぼ輸入に頼る日本は、他にベトナム・セネガルからも輸入をしています。
各国からの日本への輸入量はどのくらい?
輸入量の75%は、アフリカ産となっています。
特にモーリタニアは、特別特恵を適用されているので、特に輸入量が多いようです。
特別特恵受益国は、発展途上国などに与えられるもので、無税で輸入できると言う特典があるからではないでしょうか。
まとめ
世界消費第1位の国でありながら、自国のタコ捕獲は難しいものがあり、輸入は必須となっています。
今はモロッコとモーリタニアがほとんど占めていますが、28年度に比べ29年度は両国で約10000トン減っています。
その原因として両国の資源の減少があったり、スペインへの観光客が増えタコの需要が増えてしまったことや、スペインへの輸入先であるメキシコ産のタコが不漁になったなどの理由から、スペインが爆買いしているとも言われています。
しかし1番の原因は、資源が枯渇しつつあると言うことです。
更に第2の輸入先である中国も、国内消費が増えたことからアフリカで乱獲しているのでは?
という見方もあります。
店頭価格が高騰している中、これ以上の高値を抑えるために日本は、新たに輸入先を開拓しなければなりません。
そこで今は第3の輸入国、セネガルが浮上しています。
セネガルは、日本のJICAが約8年間技術や物流などを支援してきた国で、大使がタコをPRしに来るほどでした。
まだまだセネガルからの輸入は低いものですが、いずれはモロッコなどの国よりも多くなるかも知れません。
セネガルにはまだまだ品質向上が必要ですが、これから3年以内の事業家を目指しています。
これ以上の高騰のないよう、安定した輸入ができることを望んでいます。