動物たちだけではなく、この世に存在するもののほとんどの物には「名前」がついています。
その名前って、一体どうつけられたのか?
考えたことはありませんか?
様々な理由や由来があり、その意味を知るとより深く理解出来るようで面白い。
今回は「ジャイアントパンダ」について調べてみましょう。
ジャイアントパンダの名前の由来って?
パンダを英語表記で「Panda」「panda bear」など。
中国では「熊猫」と書きます。
中国表記では、可愛いネコのようなクマ、というイメージが伝わる単語です。
しかしパンダには、ジャイアントパンダとレッサーパンダが存在します。
一般的に「熊猫」と言えば、現在ではジャイアントパンダを表しますが、本来は「パンダ」を意味します。
よって、正しくはレッサーパンダを「小熊猫」ジャイアントパンダを「大熊猫」と言います。
元々は1835年に、レッサーパンダが先に発見され「パンダ」とつけられました。
その後1869年にジャイアントパンダが発見され大きな身体から、そのまま大きなパンダとつけられたのです。
レッサーパンダの「lesser」とは小さい方という意味。
ジャイアントパンダが発見されるまでは、パンダと言う名は今で言うレッサーパンダのことでした。
「panda」という呼び名の由来は、ネパール語で「竹を食べるもの」を意味する「ponga (ポンガ)」「ponya (ポンヤ)」「poonya (ポーンヤ)」などから来ている説があります。
1901年まで赤いパンダがいたことから、その違いを意味する「白黒の猫の足の動物」(Ailuropus melanoleucus)と呼ばれていました。
いくつか説がありますが、確実なものはありません。
まとめ
レッサーパンダ、ジャイアントパンダと何も思わず「名前」として呼んでいませんでしたか?
実はその由来はとても単純なものだったのです。
小さいレッサーに大きなジャイアント。
動物園でみかけたときには、両者同じ仲間として観察してみてはいかがですか?