リスは日本においても、比較的古くからペットとして親しまれています。
一般的に飼育されているのはシマリスが多いようですが、実はシマリスにもいくつかの種類が存在するということです。
また、私たちがリスと呼ぶものの中にも多くの種類や仲間がいるのですね。
ここでは、シマリスをはじめとするリスの種類についてご紹介します。
シマリスとリスの違いは!?
リスというのはげっ歯目リス科に属する動物の総称であり、シマリスはその中でもシマリス属に分類されるリスの総称となります。
リス科には5亜目58属283種が含まれるということで、リスという大きなくくりの中にシマリスという分類された種類が存在するということになるのですね。
日本に住んでいる野性のリスには、ニホンリスとエゾリス、エゾシマリスの3種類、外来種ではキタリスやチョウセンシマリス、タイワンリスなどがいます。
また、マーモットやプレーリードッグ、モモンガなどもリスの仲間なのだそうです。
シマリスとエゾシマリスの違いは!?
シマリスにも多くの種類があり、世界中に23種類程度が存在しているということです。
日本にいるシマリスは主にシベリアシマリスをさし、その中にエゾシマリスという種類がいるのですが、これは北海道やサハリンにしか生息しないことがわかっています。
日本に生息しているエゾシマリスは、1994年から保護対象として捕獲が禁止され、残念ながら飼育をすることもできません。
そのため現在日本で飼育されているものは主に、中国などから輸入されたシベリアシマリスの種類になるのですね。
シマリスは、見た目は愛らしいですが元々が野生種のため、必ずしも人慣れするとは限らないそうです。
逃げ出したり飼い主から手放されてしまい、外来種のシマリスが野生化して、日本各地で増え続けているという問題が発生しているのだとか。
エゾシマリスとこれらの外来種との交雑も懸念されるところでしょう。
まとめ
現在日本で飼育されているのは、中国などから輸入された外来種なのですね。
リスには様々な種類がいますが、日本の固有種であるエゾシマリスは保護のために捕獲が禁止されています。
色々な理由で手放されて野性化した外来種との交雑などをおこさないよう、私たちは責任を持って飼育しなくてはいけませんね。