うさぎが餌をあまり食べなくて、糞も小さく尿も少ない時はうっ滞という病気かもしれません。
うっ滞は、ストレスなどの影響で起こる胃腸の機能のトラブルです。
うさぎにとっては珍しい病気ではありませんが、突然起こったり重症化したりして命にかかわることもあります。
初期であれば自宅で回復することもありますが、様子がおかしくて心配な時は病院で診てもらうべき病気でもあります。
では、うっ滞はどんな症状で何が原因で起こるのでしょうか。
うさぎのうっ滞の症状について!
うっ滞になると、まず食欲が落ちます。
胃腸の消化機能が悪くなっているため、食べられなくなります。
胃腸の動きが活発でない状態なので糞尿が少なくなり、お腹にガスが溜まっている事もあります。
うさぎは、飲み込んだ物を口から吐き出すという事をしません。
ですから、糞尿が出ないと体調が悪くなります。
うずくまって動かないときは、お腹が痛いのでしょう。
そして、うっ滞になると体温が低くなります。
うさぎの体温は、耳を触ると分かります。
うさぎはストレスに弱い反面、我慢強い習性もあり初期の頃はお腹が痛くても、あまり行動や様子の変化が見られないこともあります。
ですから、うっ滞だと気付きにくいかもしれません。
ただ、半日以上餌を食べず糞も全く出ないとなると重症です。
病院に連れて行きましょう。
うさぎがうっ滞になる原因は?
うっ滞の原因はいろいろあります。
うさぎはストレスに弱いので、環境の変化や騒音などでも胃腸の働きが悪くなると考えられますし、他の病気が影響していることもあります。
また毛づくろいをした時などに、飲み込んだ毛が胃の中で固まり、腸を塞いだり胃腸の動きを悪くしたりしている事もあります。
それから、歯のトラブルやお腹にガスが溜まることも原因と言われています。
胃腸が動かなかったり、消化機能が低下したりすれば、食べた物が胃に溜まってしまいガスも溜まります。
お腹が痛くなり、だんだん餌や水を口にしなくなってしまうのです。
まとめ
うっ滞は、繊細な動物であるうさぎにとっては珍しい病気ではありません。
食欲が落ち、糞が小さくなり少なくなる。
体温が下がる。
あまり動かないという症状です。
原因は様々でストレス、毛球症、他の病気、歯のトラブル、お腹のガスなどが考えられます。
初期であれば、自宅で改善させることも出来ます。
しかし突然症状が出たり、急激に悪化したりすることもあるので油断は出来ません。
目安としては、半日以上餌を食べず糞も出ない場合は、すぐ病院へ連れて行きましょう。
そうでなくても、様子がおかしいと違和感があり不安な時は、病院で診てもらうことをお勧めします。