動物園で、ピューマを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ピューマの寿命がどの程度のものか皆さんはご存知でしょうか?
そこで今回は野生下と飼育下での寿命に差が出るのかなどを含めて、ピューマの寿命に焦点を当てて紹介してみたいと思います。
野生のピューマの寿命はどれくらい?
ピューマの寿命は、野生の場合10年程度とだと言われています。
様々な環境に適応でき、食物連鎖で頂点に君臨するピューマであっても、病気やケガには対応しきれない部分があります。
野生で病気にかかってしまった場合、治療すれば治る病気も治らないで亡くなってしまう場合も大いにあります。
加えて、病気の二次感染などを防ぐことも困難で、生活の基本である狩がうまくいかなかった場合に、栄養失調で倒れてしまうピューマもいます。
また、病気やケガなどで弱ったピューマは、たとえ食物連鎖の頂点に立つものとは言え捕食される場合が大いにあるそうです。
なんとピューマが、ピューマを食べてしまうなんて例もあるようで、野生下でピューマの寿命が10年程度だという理由も納得できるものでしょう。
野生下では、ピューマの寿命を左右する出来事が大いに存在するのです。
飼育のピューマの寿命はどれくらい?
動物園などで飼育されているピューマの寿命は、20年程度だと言われています。
野生と違い栄養ある食事を与えられ、また病気や体の変化もすぐに対応されるため、生体本来持っている寿命まで全うできる場合が多いです。
野生と飼育下ではこれほどまでに差が出てしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ピューマの寿命は、野生と飼育では10年程度乖離がありました。
しかし、短命であることが可哀そうというのには違和感があります。
栄養を与えられ、病気にも対応してもらい寿命を全できる飼育下のピューマが、必ずしも幸せであるかというのは一概には言えないからです。
長寿だけれど檻の中で一生を過ごすピューマと、短命だけれど自由に生きられるピューマ。
どちらが幸せかは分かりませんが、野生と飼育ではこれだけ寿命に差が出るのは間違いないようです。