現在では生乳では牛がメジャーですが、実は搾乳が初めて行われた動物だと考えられているほど、とても昔から家畜として飼われてきたのはヤギだと言われています。
最近では、その愛らしさからペットとして飼う人も出てきています。
「じゃあヤギってどれくらいの値段で買えるの??」と気になる方もいらっしゃるでしょう。
では、気になるその値段について紹介していきます。
ヤギは家畜のなかでも値段は手ごろ?
個体(種類や雌雄、年齢や時期など)や購入するところによっても違ってきますが、大体5万円~8万円程度が相場になっているようです。
牛だと仔牛でも5万円から70万円くらい、羊だと7万円から10万円くらいが相場ですから、同じウシ科の家畜の中だと比較的手ごろなほうかもしれません。
ですが、これは牧場から直接購入する場合。
あまり扱っているところはないようですが、ペットショップから購入する場合は牧場での値段の倍以上、つまり10万円~20万円以上が相場となっているようです。
だいたいメスはオスよりも値段設定が1万円ほど高くなっています。
これはメスの方がオスよりも誕生する割合が少ないことと、搾乳が出来るなどの需要に起因しています。
また、ヤギはその旺盛な食欲から、除草目的でレンタルされています。
芝刈り機で刈るよりもヤギに雑草を餌として与えて燃料を節約する、ということで二酸化炭素の削減も出来るエコなサービスだと注目されています。
ヤギは高所を好みますし、固めの草でもむしゃむしゃ食べてしまいます。
ヤギが1日で食べる草の量は10kgほど。
コストの削減もでき、食いしん坊なヤギもお腹も満たすことが出来るので理にかなっている、というわけです。
レンタル料はヤギ1匹1か月で1万5千円ほど。
ヤギには脱走癖があるので、別途そのほかに、柵や放牧専用のロープの中心が回る装置などの設置が必要になります。
まとめ
人によく懐き寂しがり屋なため、慣れるとすり寄ってくる姿が何とも可愛らしいヤギ。
体が丈夫で適応力に優れており、ペットとしても飼えるので、家畜の中でもとても人間と距離が近い動物と言えます。
しかし、病気になってしまったときのために、事前に診てくれる病院も探しておかなければならなかったり、飼育環境を整える必要もあるなど、なかなか準備や心構えが必要なようです。
とはいえ、トイレも躾ければ覚えるくらい賢いですし、人懐こく飼い主を追いかける姿が可愛らしかったり、他の動物とも共生できたりもするなど、とても魅力的な動物でもあります。