動物が好きな人なら、一度は飼ってみたいと思う種類の一つに上がる「タヌキ」。
実際に飼育することは法律上出来ないので、販売されていることもありません。
鳥獣保護法により、基本的に飼育は禁止されており、例外として傷ついているタヌキを保護した場合は、申請すれば一時的に飼育可能になります。
そもそも、タヌキは人になつくものなのか?
考えてみましょう。
野生のタヌキってなつくの?
タヌキは、哺乳綱食肉目イヌ科タヌキ属に分類される食肉類。
イヌ科の中で、最も野生に近い種であり、生態などは犬に似ています。
そうは言っても、犬のように人になつくわけではありません。
もともと、とても警戒心が強く憶病な動物であるため、成獣を馴らすのは困難です。
しかし、小さい頃からしっかりとミルクやご飯を与え飼育していると人慣れし、育てている人に対してはなつくような行動をとることがあります。
これはあくまで飼い主にだけの行動であり、他の人に対してなつくことはまずありません。
タヌキは山の中で静かに暮らし、夜行性なので夜中に活動しています。
そのため、基本的に人と出会うことは稀であり、タヌキにとって人は得体の知れないものなのです。
そんなつもりはなくても、相手には伝わらないので安易に近づいたり手を出してはいけません。
まず、近づいて来ることもありませんが、来たとしても警戒心から攻撃的になる可能性があり危険です。
動物園で見るタヌキは、柵に近づくと近づいて来る個体がいますが、それはすでに安全な場所であると認識しているからと言われています。
常に人が周りにいる状況で生活し、更にはその空間の周りにたくさん人がいる。
しかし、柵の中に居れば危険もなく安心出来ると分かるのです。
そのため、近づいて来るタヌキもいます。
まとめ
とても可愛い印象のタヌキは、やはり動物園で会うことが一番です。
もし近くで見かけても、近寄ることはせず様子をみてください。
被害にあっていたりする場合には、専門業者の方に相談してみるのが良いでしょう。