猫なども同じですが、鋭利な爪を持つのには役割があり重要でもあります。
しかし、ペットとして飼育下にいる場合は、どうしてもある程度しか爪が削れる環境にはなく爪切りが必要になります。
爪切りをしてもやはりふとした時に爪で傷がつくことはありますよね?
その中で、モモンガの爪による傷からアレルギー反応を起こすとどうなるのか?
対策についてご紹介します。
モモンガの爪あとによるアレルギーについて
もともとモモンガの爪は鋭く丈夫です。
これは、本来の環境では木登りや、木から木へ飛び移ったりという行動が多かったために発達しています。
野生下では、こうした行動が日常であるため自然に爪は削れており、爪切りの必要はありません。
しかし、飼育下ではそういった習慣がなくなるので、長く伸びてしまうのは必然です。
爪切りをするものの、鋭い爪に戻るのは早く、やすり掛けをしたりまではなかなか大変です。
ペットとして人気のあるフクロモモンガですが、よく遊び、手をかけてあげると人と遊ぶようになる個体もいます。
手や肩に乗って来たり、部屋を駆け回ったり。
そんな可愛い姿を見ていると、遊ばせてあげたい思いや一緒に遊びたいと思うはず。
潜る事も大好きなので、袖から入ろうとしたりもします。
そんなとき、どうしても爪が皮膚に当たり、食い込むことがあります。
アレルギー反応が強く出る人は、少しでも引っかき傷や食い込むだけで湿疹が出たり、ボコボコと皮膚が腫れあがるような症状になったりします。
出方は人それぞれではありますが、大きく腫れる場合、小さいものがたくさん出る場合。
もちろん痒みも伴います。
応急処置としては冷やすこと、そのまま治まるようなら特にすることはありませんが、痒みがひどい場合はかゆみ止めクリームやアレルギーに対する飲み薬などが有効です。
あまりにも痒みや湿疹など激しい人は、触れ合う前に飲み薬を飲むことが良いでしょう。
とはいえ、毎日のこととなると頻繁に薬を飲むのは良くないので、対策をします。
単純なことではありますが、とにかく肌を露出しない。
袖に入って遊ばせたいなぁというときには、2枚長袖を着て間に入れてあげるなど工夫をします。
遊ぶ前後にすぐ手洗い、消毒をすることも良いですが、これで完全に防ぐことは難しい。
大げさのような姿になりますが、長袖長ズボン、靴下、首元も何かを巻くようにします。
手袋もあれば良いですが、やはり触れ合う感触が欲しいと思うところ。
遊ぶときには、すぐに冷やせる保冷剤のようなものを近くに置き、痒みが出そうになったらすぐ冷やすようにしてみてください。
自分に合った対策を見つけてくださいね。
まとめ
動物好きにとって、アレルギー反応が出るのは辛いこと。
少しでも楽になり、たくさん遊べるようになりたいものです。
諦めず、色々な対策や対処をし、モモンガたちを可愛がってあげましょう!