YouTubeなどで、モモンガやムササビが木から木へ滑空している動画を見た方も多いと思います。
飛ぶと言っても、グライダーのように足の間にある被膜で風に乗っているわけです。
動画だと思う所に飛んでいきますね。
かっこよくて、自分もあれくらい飛んでみたいなと思います。
モモンガはなぜあんな風に飛んでいるのでしょうか。
調べてみました。
モモンガが飛ぶ理由
簡単に言うと餌を探しているのです。
モモンガは雑食性です。
小さな虫や木の実などを食べます。
地上には捕食者や他の同じ餌を狙う動物がいます。
それを避けて樹上の餌をとれるように進化したのが、体の被膜を使って滑空する生態なのでしょう。
モモンガの飛ぶ距離
ではその飛行の距離はどれくらいでしょうか。
距離は20m以上は飛びます。
電信柱の間隔はおおよそ30mくらいなので、その3分の2くらいをひょいと飛べると考えればいいわけですね。
間の短い電柱ですと10mくらいのところもありますが。
小さな体であの距離を飛ぶのは見事です。
モモンガの飛ぶ速度
では速度はどれくらい出ているのでしょうか。
だいたいですが、秒速16mということです。
ウサイン・ボルトが秒速12mということでそれよりも速いのですね。
12m×60秒として分速では720mです。
時速を計算してみると57㎞になります。
乗用車の速度ですね。
飛ぶことはモモンガの木の上での生活に必要な生態
飛ぶ(滑空)するということは、めったに地上には降りてこないモモンガにとってとても大切な生態です。
より早くより遠くまで餌を求めて飛んでいけるように。
かっこいいだけでは生きていけません。
まとめ
あんなに小さくてかわいいモモンガが、すごいスピードで遠くまで飛べるなんて思ってみませんでした。
よくムササビと比べられることが多いモモンガですが、ムササビは大きな猫ぐらいの体をしています。
モモンガは掌くらいの大きさです。
猫とネズミくらいの差があります。
ネズミでもドブネズミでは大きすぎます。
そのモモンガが木から木へとかっこいい飛行をしながら餌を求めていきます。
野生動物はたくましいですね。