ペットが自分の体を噛んでいると、何かの病気かも、と心配になってきますね。
モモンガは長い尻尾を持っているので噛みやすく、また噛んでいると気が付きやすいです。
どうして噛んだりするのでしょうか。
モモンガが尻尾を噛んでいる
モモンガは自分で毛づくろいをします。
高い木の上で生活しているので、水浴びすることはありません。
ですので、いつも毛並みを整えています。
ですので、噛んでいるのを見ただけで自傷行為だと思ってはいけません。
噛んでいる状態をよく観察してください。
毛が薄くなってきていたり、傷があるようでしたら自傷行為です。
モモンガはどうして自傷行為をするの?
モモンガはストレスに敏感です。
温度や湿度の変化や餌の内容の変化などにも反応します。
犬などでしたら、靴を噛むとか、家具に傷を付けたりしてストレス発散をしますが、モモンガは自分の体を傷つけてストレスの発散をするのです。
スキンシップを好む動物なので単体飼いなどでしたら、伴侶を飼ってみるというのもストレス解消の方法かもしれません。
尻尾だけがストレスの発散行為ですか
尻尾を噛むことが多いですが、尻尾だけが対象ではありません。
あるモモンガは耳を掻いて、掻いた部分が壊死していまい、耳が取れてしまいました。
飼い主さんが気づくのが遅かったのですが、耳も取れてしまうほど自傷するのです。
取れるだけでなく、傷から細菌が入り込んで病気になったりします。
モモンガが自傷行為をしないようにするためには
モモンガは群れて生活する習性があります。
単体飼いの場合、飼い主があまりかまってやれない時などもストレスになったりします。
原因が分からない時もあるので、それは根気よく取り除いていくしかありません。
まとめ
言葉の話せない、分からないものを相手にする難しさがペット飼育にあります。
犬や猫なら飼育される長い歴史の中で、この状態はこうだと判断できることが多いですが、珍しいペットというと飼い主も獣医さんも試行錯誤という状態です。
モモンガを診てくれる獣医さんも少ないとのことです。
飼い始めるときはその点も考慮しましょう。