うさぎをペットとして飼う時の注意があります。
うさぎは完全な草食動物であり、自然界では、捕食される側の個体です。
うさぎについてのサイトやブログを回っていると、野生というのはどんなに人間に飼い慣らされ人工的に繁殖していても残っているものだな、と思いました。
うさぎに多い腸閉塞という病気について、調べてみました。
うさぎに多い腸閉塞ってどんな病気?
うさぎは換毛期でなくとも、暇になると毛づくろいをします。
毛づくろいをして口に残った毛を吐き出してくれればいいのですが、うさぎは吐き出すことができません。
たとえ少しばかりの毛であっても飲み込んでしまいます。
その毛が溜まって、腸を塞いでしまうのが腸閉塞です。
治療はどんなことをするの
軽い腸閉塞ならマッサージなどで詰まっている毛玉を流せますが、無理な時は投薬と点滴で治療します。
急を要するときは外科手術になりますが、うさぎの場合は麻酔が安定しないことや、ストレスが大きすぎることなどから、外科手術の成功率は大変低いようです。
うさぎの腸閉塞が怖い理由
腸閉塞を起こすと胃が膨らんで大きくなります。
膨らむと他の臓器を圧迫して機能不全が起こります。
これがうさぎの腸閉塞が怖い病気だとされる理由です。
外科手術になるのは?
内科的診療の投薬や点滴などでも改善が見られなかったり、緊急を要するようなときは外科手術になります。
うさぎの場合は胃が膨らんで他の臓器に悪影響を及ぼしている可能性が高いのと、麻酔が安定しないということで、外科手術をしても助かる率は低いです。
また、小さな種類のミニウサギなどは特に危ないとされています。
他の臓器に悪影響を及ぼしているために体力がなくなっていることもありますが、何より、うさぎが体調の悪さを隠す習性があるからです。
それと手術はうまくいったとしても、予後をどれくらい丁寧に世話ができるかにかかっているところがあるためです。
腸閉塞を予防することはできる?
餌の見直しが大切です。
うさぎの主な餌は牧草です。
うさぎの餌として販売されているペレットは実験動物としてのうさぎ用として開発されたものです。
長期間飼育されるペットとしての餌としては不向きです。
イネ科の牧草を主として、ペレットは補助ぐらいに考えるのがいいようです。
また繊維質の多い食べ物をよく摂らせるのがいいようです。
消化できないものを食べないような工夫も大切です。
しかし避けて通れないのが毛づくろいの習性です。
グルーミングをしっかりとしてやることです。
まとめ
どんなに世話をしても、よく起こる病気というのがありますが、うさぎの場合は腸閉塞のようです。
毛づくろいという当たり前の習性が、こんな怖い病気に繋がるのです。
ペットの世話もその動物に最適なものがありますね。