うさぎを飼っていると、どうしても臭いが気になる、どうしたら臭いをなくせるの?と臭いに悩まされることが多いですよね。
でも、この臭いはうさぎにとっては、とても大事なのです。
群れで暮らす動物なので、集団の中で順位をつけるために必要なのです。
臭いを出すためにうさぎは臭腺というものを体にそなえていて、場所によっては飼い主が丁寧なお手入れをしてあげなければいけないのです。
うさぎの臭腺!こんな場所にあります
うさぎの臭腺がある場所は、オスもメスも頬と、顎下、そして肛門付近の3種類です。
臭腺の臭いには、うさぎを識別するためと、自分のテリトリーを主張するための様々な情報が入っています。
臭腺の場所によってそれぞれに役割が違っていて、頬や顎下にある臭腺は、自分の食器や水入れ、または飼い主に臭いをつけたり、家具などにもつけたりします。
この頬や顎下の臭腺は、人間には臭いません。
では、肛門付近にある臭腺はどうでしょうか。
ここから出る臭いは、マーキングをするために使います。
かなり強い臭いがするので、飼い主はあまり臭いをかがない方がよいでしょう。
うさぎの臭腺の汚れ、その取り方について
頬や顎下の臭腺は、その周辺の毛がいつも湿っているので、ティッシュなどでやさしく拭いてあげてください。
乾いて固まっている場合は、強くこすったりしないで、濡れた布などで拭きとってあげましょう。
肛門付近の臭腺からは、分泌物が黒く固まって付着してしまいます。
その場合は、湿らせた柔らかい布や綿棒などで、やさしく取ってあげましょう。
うさぎ用のウエットティッシュなどもあるそうなので、それを使うのもよいのではないでしょうか。
日ごろから常にチェックすることを忘れずに、少し付いたら取り除くことを心がけて、大きな塊になるのを防いであげましょう。
繊細な場所です。
うさぎは非常にストレスに弱いので、慎重にやさしく拭いてあげなければなりません。
手に負えないな、と感じたら動物病院や専門店で取り除いてもらいましょう。
マーキング!スリスリ!これ、ぼくのだよ!!
※うさぎの顎の下には、臭腺という匂い付けの液体を分泌する器官があります。顎を擦り付けて、マーキングします。#うさぎ #マーキング #スリスリ pic.twitter.com/elzuULo0vv— うさぎのうーちゃん (@U_chanUoxoU) May 31, 2018
まとめ
飼い主にとってうさぎの臭い対策は、悩みの種ですよね。
でも、うさぎにとって大事な習性だと思えば、優しく対応してあげられそうですよね。
お世話も頑張れるのではないでしょうか。
飼い主とうさぎとの生活空間を、心地良いものにしていきましょう。