ニホンザルと言えば、すぐにボスザルをイメージしてしまいますよね?
高い場所から群れを見渡し、統率するボスザルは強いと言うイメージが強いと思います。
でも、動物園に行けば猿山はあるけど、イメージしていたボスザルらしき猿って居ないですよね?
猿山を見にくる見物客が口を揃えて言う言葉は
『どの猿がボスザルですか?』
この言葉が1番、多いと思います。
ボスザルは本当に居るのか?
どんな猿がボスザルになるのかなどボスザルの特徴について調べてみました。
猿の群れのボスの特徴
ボスザルのイメージを聞くと、多くの人が似た様なイメージを持っていると思います。
- 体が大きく強そう
- 高い場所で群れを見渡す
- いつも威張っている
- 一番先に餌を食べる
などの印象が強いかも知れません。
でも、一体そんな情報はどこで聞いたのか?
実際の群れのリーダーは、イメージしているボスザルとは違うので探しにくいと思います。
では、ボスザルはどんな特徴があるのか?
猿の社会は人間と似ている?
猿の社会は我々、人間と似たような社会を築いている群れて生活する動物です。
人間で言うと、会社の社長がリーダーで副社長や専務などが2番手3番手と順位が決まっています。
ボスザルのイメージだと、強く威張っている印象が強いですが実はそうでもありません。
もし会社の社長が威張ってワンマンな会社だと、働いている従業員がデモを起こして社長が降ろされてしまいますよね?
猿の社会でも似た様に、リーダーが降ろされる事があります。
群れのリーダーはどんな猿?
ニホンザルは、全ての猿に順位が存在しています。
それは、どれだけ大きな群れであっても順位が決まっており、下位の猿は上位の猿の前では尻尾を下げる事が知られています。
そんな群れの中でもリーダーはどんな猿なのか?
イメージとしては、大きな体で高い場所から群れを見渡し統率する強い猿がボスではないのかと思いますよね?
ですが、猿の世界では最長老の個体がリーダーの場合が多く見られます。
中には、イメージ通りの大きな体で喧嘩も強いリーダーも居ますが、威張ると言うより仲間意識の強い猿な場合が多いです。
ただ体が大きくて強くても、リーダーになれると言う事でありません。
ボスザルの特徴とは?
群れの最長老がリーダーとして君臨しているのですが、必ずしも最長老だけがリーダーになれるのかと言えばそうでもありません。
群れが大きくなればなるほど揉める事が増えてきます。
そんな揉め事などがあると仲裁に入ったり、他の群れの猿が近付いてきたら睨みをきかせるなどする事も必要になってきます。
そんなボスザルの特徴は何があるのか?
- 好きな場所に座る事が出来る
- 餌も好きなだけ食べられる
- ボスが動くと群れも続いてくる
- 必ずしも高い位置に居るとは限らない
などがあります。
大きな群れになると、ボス的な位置に居る猿がいくつか見られます。
そのボス的な位置に居る猿の中でも、さらに力のある猿がいると他の猿は尻尾を下げその場から離れていきます。
まとめ
ボスザルと言う呼び方は今ではしなくなりつつありますが、群れの中では必ず順位があり、その頂点に居る猿がボスとして君臨しています。
我々が思い描いているボスのイメージとは少し違いますが、動物園などでボスを探したい時は尻尾を見ると探しやすいでしょう。
順位が1番上の猿が近づくと、他は尻尾を下げてその場から離れていく所が見られます。
どれが1番上に君臨しているか分かるでしょう。