世の中には約220種ほどの猿が生息していると言われています。
個々に特徴を持っていて、同じ猿とは思えない習性を持っている個体も少なくありません。
一般的にさるの習性と言えば『群れを作る』。
では無いでしょうか?
ニホンザルは、大きな群れだと100頭以上にもなる大所帯になります。
そんなニホンザルは何故、群れて生活するのか?
群れを作る理由にはどんなものがあるのか疑問ですよね?
そこで猿が群れを作る理由について調べてみました。
猿が群れる理由とは何か?
動物園で見ても、テレビなどの番組などで紹介されている個体を見ても、群れて生活している事が多い猿。
なんの理由も無く群れている訳ではありません。
我々、人間には仲良しが集まっている様に見えますが、猿が群れるにはちゃんとした理由があります。
どんな理由があって群れているのか?
群れを作る事で得られるメリットやデメリットについてまとめてみました。
群れを作る理由には何があるのか?
猿の群れは、基本的に数が多いだけで人間と同じ様な構成になっています。
父親と母親がある居て子供がいる。
至って普通の風景ですよね?
猿も同じで父親と母親が居て子供が産まれます。
子供が成長し、ペアになって繁殖したら三世代の家族が出来ますよね?
さらに、その子供が繁殖したら四世代の家族グループになります。
猿の群れは、この様になって増えていき、大きな群れだと100頭を超える事もあります。
では、群れを作るメリットは何があるのでしょうか?
《群れを作る事で目立たない》
一頭で行動するよりも、100頭を超えるような巨大なグループだと、目立たない事で集中して狙われにくいメリットがあります。
《異性のペアを作りやすい》
数十頭〜100頭を超える群れに居ると、異性のペアが作りやすくなります。
群れの中で家族が増えていき、大きな群れになりやすくなります。
《危険を知らせてくれる仲間が居る》
群れを作る事で、危険が近づけば近くの仲間への伝達がしやすくなります。
危険を知らせる鳴き方があり、被害を最小限にする事が可能になります。
逆にデメリットにはどんな物があるのか?
《充分に餌にありつけない》
餌を食べる順番が猿の群れにはあり、大きくなればなるほど下っ端の猿は餌にありつけなくなる事があります。
《異性を狙った競争が激しい》
大きな群れになると、ペアは出来やすくなる反面、異性を狙う競争が激しくなります。
増える事で競争率が高くなります。
《群れの為に行動しなければならない》
群れには必ず見張り役の猿が存在します。
群れの為に、危険を見張らないとならないと言う仕事が出来てくる事があります。
こうして見ると、群れでの行動は人間にも似ている部分がありますよね。
人数が増えると人間も異性の相手を探しやすくなりますし、異性を狙った競争が激しくもなってきます。
まとめ
猿が群れを作る理由について紹介しましたがどうでしたか?
ただ仲良しの集まりかと思っていましたが、実際は複数の家族の集まりだったりします。
群れる事で、危険が近づけば素早く知らせる事もできるので、デメリットもありますが、それを超えるメリットが猿にはあるのでしょう。