カマドウマという名前の虫をご存じでしょうか?
バッタやキリギリスの仲間で、昔はよくトイレに出てきて「便所コオロギ」などと言われた虫です。
このカマドウマですが、なかなか変わった名前だと思いませんか?
便所コオロギからは想像できない名前です。
今回はカマドウマの名前の由来と英語でなんというかを紹介します。
カマドウマの名前の由来って何?
カマドウマはキリギリスやコオロギとよく似た昆虫です。
ただ、成虫でも翅をもたず、長い後脚で跳躍します。
跳躍力はとても強く、飛んだ時に壁などにぶつかって亡くなってしまうこともあるほどです。
またコオロギと違って翅がないため鳴くこともありません。
カマドウマはオスの体長が18~22mm、メスが12~23mm位です。
触覚が体長の3倍以上あり、暗いところでも体の周囲を測ることができます。
湿気のあるところを好むので、木の根の間や洞穴などに生息しています。
人家にも侵入し、台所やトイレなどに出没します。
カマドウマは広範囲な雑食で、昆虫、樹液、落ち葉などを食べています。
動物食、植物食などを問わずに何でも食べます。
天敵はネズミやカエル、鳥などです。
カマドウマの名前は、昔の日本母屋のかまどの近くによく出没しており、飛び跳ねるさまが、馬に似ているということでつけられたといわれています。
便所コオロギと呼ばれていたのは、トイレにも出没していたからです。
便所の名前を付けられるのは、カマドウマにとっては不本意でしょうが、人から嫌われている証拠ともいえます。
カマドウマは英語でなんというの?
英語では、Camel Cricket(キャメル クリケット)、直訳するとラクダコオロギになります。
名づけた人はラクダにみえたのでしょうか。
そういえば、「キャメル」というタバコのパッケージについているラクダに形がそっくりかもしれません。
まとめ
カマドウマの名前の由来は、昔の日本の台所のかまどに答えがありました。
馬のように跳ねる姿のようだというのは少し意外でした。
かまどがあった頃の日本ではそんなに嫌われていなかったのかもしれません。
英語の名前に関しては、見た目から上手に名前をつけたように思えます。