シャクトリムシは、尺を取るような動きをするかわいいイモムシですが害虫として扱われており、放置していると木の若い葉っぱなどを食い荒らしてしまいます。
一匹の場合は、ピンセットや手でつまんで駆除すればいいですが大量に発生した場合は、薬剤の散布で駆除をするのが効果的です。
シャクトリムシの駆除に効果的な殺虫剤を、調べたのでいくつか紹介したいと思います。
シャクトリムシの駆除に効果的な殺虫剤!
シャクトリムシの駆除に効果的な殺虫剤は、即効性のある『スオチミン乳剤』とシャクトリムシが発生しやすい時期に予防として散布しておく『オルトランDX』という殺虫剤があります。
シャクトリムシは、シャクガという蛾の幼虫で、4月から10月にかけて3~4回ほど発生します。
結構な頻度で発生するので、事前に予防のためにオルトランDXを散布しておくと効果的です。
『オルトランDX』は、住友化学園芸から発売されている粒剤で、多くの害虫に効果があります。
粒剤タイプの殺虫剤で、予防したい木の根本に撒くことによって、木がオルトランDXを吸い上げて葉っぱなどを食べたシャクトリムシを駆除するといった効果があり、スプレータイプと違いかけ漏らしが少ないといった特徴があります。
デメリットとしては、オルトランDXを吸い上げる高さに制限があり、50cm~1mぐらいの高さの低木にしか効果がありません。
『スオチミン乳剤』は住友化学園芸から発売している液状の殺虫剤で水で薄めて、噴霧器により散布するタイプの殺虫剤です。
即効性があるのが特徴で、オルトランDXでは予防できない高い木などにも効果的です。
直接シャクトリムシに散布しても良いですが、シャクガが発生しやすい時期に予め散布しておく事で
予防する効果もあるようです。
デメリットとしては、アブラナ科の植物に散布をしてしまうと、薬害が発生してしまうので使用するのは禁止です。
まとめ
シャクトリムシが数匹程度であれば、ピンセットなどで駆除もできますが何度も発生するために、薬剤による予防は大事だと思います。
育てている木によって、オルトランDXとスオチミン乳剤を使い分けて害虫対策をしましょう。