人はストレスを感じた時には、体に変調をきたし、精神にもダメージを受けます。
ハリネズミもストレスを感じるのです。
そしてとてもストレスに弱い生き物です。
ストレスを感じた時は、様々な行動を起こして訴えてきます。
今回は、ハリネズミがストレスを受けた時にどのような行動をとるのか、について紹介します。
ハリネズミはストレスを受けた時の行動は?
ハリネズミはストレスを感じると普段は見せない行動をとります。
警戒している時や、不安を感じている時には、プシューっと鼻から勢いよく息を吐き出します。
同時におでこ針を突き立てたり、頭を突き出したりしてジャンプするように跳ねあがります。
恐ろしいと感じている時には、子猫や赤ちゃんの声のようにキューキューと鳴き声を上げます。
さらに、ストレスを感じた場合は、自身の手を噛むなどの行動にでます。
最悪の場合、自分の手を食べてしまうこともあります。
この自傷行為で傷口から細菌が入り込み、手が腐ってしまうこともあるので、注意が必要です。
さらに体全体でストレスや恐怖を感じている事を示します。
ハリネズミは、警戒している時や不安なときには、針を立て、何かに用心している時にも針を立てた頭部で頭突きをしてくる事もあります。
この場合は飼い主側に怪我の恐れがあるので気を付けてください。
最大のストレス時、つまり捕食者が現れた時や、大きな物音でストレスを感じた時、経験のない体験をした時などは体を丸めて針をあちこちに向けて身を守る行動をとります。
他にはストレスで下痢を起こすこともあります。
ただし、下痢は腸炎の場合にもおこしますので、ストレスが原因なのかどうかを確認する必要があります。
ストレスから風邪をひいて、くしゃみをする事もあります。
また、飼育環境にストレスを感じていると、体を掻く行動をします。
掻く行動が続くようでしたら、ストレスの他に床材のアレルギーの可能性があり、最悪の場合皮膚炎になることもあります。
まとめ
ハリネズミはストレスを感じると、色々な行動をとります。
声をあげ、自傷行為までするのですね。
体全体を丸くして、ストレス対象に対抗するなど、どこかユーモラスな感じもしますが、人間も危機から身を守ろうとするときは同じような行動をとりますね。
こうしてみると人間がストレスを受けた時も同じようになっていると感じます。