ハリネズミとハムスターの違いはご存じでしょうか?
よくハリネズミはハムスターに硬い毛がついた動物でしょ、という人もいますが、実は全く違うのです。
今回はハリネズミとハムスターの違いと、どちらが飼いやすいのかについて紹介します。
ハリネズミとハムスターの違いは何?飼いやすいのは?
ハリネズミとハムスターの違いは?
ハリネズミは、ネズミと名前がついていますが、ネズミではなく、モグラの仲間です。
一方のハムスターはネズミの仲間です。
ともに小動物として人気のペットですが、全く違う種類の動物なのです。
特徴的な違いは歯です。
ハムスターはネズミの仲間なので、歯が伸びていきますが、ハリネズミは歯が伸び続けるということはありません。
野生のハリネズミは昆虫などを食べて生活していますが、基本雑食です。
噛む力はあまり強くないので、硬い食べ物は食べられません。
逆にハムスターは柔らかいものを食べ続けていると、歯が伸びすぎてしまうのと食べ物が頬袋への付着してしまう可能性があります。
寿命に関しては、一般的なハムスターの寿命が2~3年なのに対して、ハリネズミはその約2倍の5~7年位と言われています。
ハリネズミはモグラの仲間なので、掘る、というモグラと同じ習性をもっていますが、ハムスターにはその習性はありません。
共通点としては、ハリネズミもハムスターも視力はよくなく、その分、嗅覚や聴覚に優れています。
ハリネズミとハムスター、どちらが飼いやすい?
ハリネズミはケージや水槽などで飼うことができます。
ハリネズミはケージなどの場合、よじ登って脱走することもあります。
この場合は蓋をしてその上にはおもりを乗せて下さい。
ハムスターの場合も、動き回るのに十分余裕のあるスペースのものを準備してあげて下さい。
どちらも運動不足にならないように回し車などがあった方が良いです。
ハリネズミの生育の適温は26~30℃で暖かい所が好きなのに対し、ハムスターは20~24℃が適温です。
ハリネズミの環境温度は少し人にとっては暑いかもしれませんが、温度環境に敏感な動物です。
温度管理を失敗すると命に係わることも出てきます。
体の大きさは、ハリネズミが20cm位まで成長し、ハムスターも種類によっては同じ位まで成長するものもいますが、全体的にハリネズミの方が大きくなります。
どちらが飼いやすい、ということは一概には言えませんが、ハリネズミの場合は、大きく成長するので、スペースの確保も必要になります。
ただ、長く一緒に暮らしたい場合には、寿命の長いハリネズミということになるのでしょうか。
まとめ
ハリネズミは、ネズミと名が付くのに、モグラの仲間なのですね。
ハリネズミとハムスターはどちらも小さくてかわいいペットです。
似てはいますが、歯の強さが違うので、食べるものが随分と違うようです。
共通点は互いによく目が見えず、嗅覚と聴覚は優れている点です。