日本にも民話があるように、アフリカにも民話があります。
アフリカにはワニが出てくる民話があります。
そのワニが登場する民話について調べてみました。
アフリカの民話に登場するワニとは?
日本では因幡の白兎でワニ(ザメ)は、うさぎに騙されてうさぎの皮を剥いでしまい悲しく泣いているうさぎを、大国主命が助けてあげるという話があります。
アフリカでも、うさぎとワニが関係している民話があります。
その話の内容を記していきます。
草原でワニが火に囲まれて困っていた。
通りかかった人間が、ワニを助けて袋に入れて背に担ぎ湖まで運んでやる。
袋からワニを出すとワニは人間に「腹が空いているからお前をこれから食べるというのだ。人間はワニに「助けてやったのだから感謝して食べないでおくれ」と頼むと、ワニは湖に水を飲みに来ていたロバたちに意見を聞く。
ロバたちは、我々が人間を助けて人の乗り物となったりしているが、いままで感謝されたことはないという。
日ごろ不満に思っていた動物たちに責められて、窮地に立たされた人間をうさぎが助けてくれた。
知恵者のうさぎは、ワニに「この袋はずいぶん小さいが、本当にこの袋に入れてワニを運んできたの?もう一度この袋に入ってみない?とワニを欺いてみせて再度ワニが袋に入ったのを確認し人間は、ワニを食用とすることにした。そのワニの袋を背負って村に帰ると、子供が病に伏せっていて助けるためにはワニの血とうさぎの肉がいるという。あとはうさぎが必要だが助けてくれたうさぎがそこにいる。さあどうする?」
と思わず考えさせられる内容になっている。
日本では、うさぎとワニの両方が助かる可能性のある話が多いなか、どちらも助からない可能性があることに考え方の違いが、民話の中から知ることができます。
アフリカの民話には、井戸を掘ったワニという民話もあります。
井戸掘り名人のところに、ワニが弟子入りしたが手足が短いので役に立たないと言われたが、必要に迫られたワニが手足をバタバタすることで、井戸を作れたという話があり、もともとワニは陸に住んでいたのでは?
という前提になっていたのでは?
という疑問はありますが、ワニが以前よりアフリカに生息していたことがうかがえます。
まとめ
アフリカの民話にも登場するワニですが、ワニは恐れられる存在でもありますが、ワニは人間との生活の中で知られる存在の一つで、民話になり語り継がれています。