様々な大きさや色のハムスターを目にする機会がありますが、その多くは人工的に品種改良されて生まれたハムスターです。
ペットショップでは、カラーハムスターと呼ばれる多くの種類のハムスターがいます。
その中でも特に、人気の高い貴重な白と黒の毛色を持つハムスターの種類は、どれくらいいるのでしょうか
白黒の毛色を持つハムスターの種類は？
白と黒の毛色を持つハムスターは、数が少なく貴重な存在です。
白一色のアルビノハムスターと呼ばれているものは、毛色が真っ白で、目が赤いのが特徴です。
メラニンの欠乏による突然変異により生まれるため、ハムスターの種類には関係がありません。
ただ、キャンベルハムスターのように黒目・赤目の両方のタイプがいる場合もあるため、目が赤いことですべてがアルビノハムスターにはなりません。
次は、白い体で背中にグレーのラインが入った、パールドワーフハムスター。
ジャンガリアンハムスターの品種改良から生まれましたが、その中でも、グレーのラインがなく真っ白な個体は、スノーホワイトと呼ばれます。
ジャンガリアンハムスターには、アルビノを除くと黒い目しか存在しないため、スノーホワイトの目は、黒色です。
またゴールデンハムスターやチャイニーズハムスターなど、種類により毛色が白い個体もいます。
それに対し、黒一色のハムスターもいます。
ブラックハムスターは、ゴールデンハムスターから生まれたもので、ジャンガリアンハムスターのほうは、ブラックジャンガリアンと呼ばれています。
また、キャンベルハムスターにも黒い個体がいます。
他にパンダハムスターと呼ばれる、白と黒の毛色を持ったものがいます。
愛嬌のあるその模様は様々ですが、ゴールデンハムスターとキャンベルハムスターの2種類で見られます。
さらに白と黒のまだら模様のダルメシアンハムスターも、ゴールデンハムスターを品種改良されたものです。
犬のダルメシアンからそのように呼ばれています。
またハムスターには、冬になると毛色が白く変化する種類もあり、育て始めた時と毛色が変化してしまうことや、同じ種類でも変化しないことがあることもよく知られています。
まとめ
品種改良が繰り返されてきたことによって、これだけ様々な白と黒の毛色やユニークな模様のハムスターが誕生しました。
その種類の多さには驚きますが、白と黒のハムスターの存在からは、ハムスターの歴史を感じます。
人工的に作られてきたハムスターの毛色には、ハムスターの健康と命が深く関係しています。
可愛らしい表情や行動をみせて、私たちに幸せな時間を与えてくれるハムスターたちの一生に思いを巡らせ、個体によって違う特性を私たちはきちんと知ったうえで、大切に育てていくことが必要です。
