鹿と聞いて何を思いつきますか?

鹿せんべい、奈良の鹿、角がかっこいいとか、いろいろ浮かびますよね。

鹿公園で鹿の糞というお菓子を販売されいることを私は思い出しました。

テレビで特集を組まれることもあるし、動物園でもよく見ることができます。

そんな鹿の糞は活用されているのでしょうか?

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鹿の糞は肥料にできる?活用方法はあるの?

鹿は鯨偶蹄目シカ科に属する哺乳類の総称になります。

草食性で牛のように4つに分かれた胃を持っており、反芻による消化を行います。

オスは角を持ちます。

多くのメスの鹿は角を持ちませんがトナカイのメスは角を持ちます。

そして、シカの角は毎年生え変わります。

メジャーな鹿でニホンジカ、トナカイ、ヘラジカなどいまして、世界中の森林で生活しています。

まず、その鹿の糞になりますが、反芻をして消化しますので未消化の有機物は少なく、においもほかの動物に比べてひどくはありません。

また、牛などの糞に比べて、コロッとしています。

そして、あまり手に入りませんので鹿の糞で大々的に肥料を作ることは、あまり実例はありません。

しかし、肥料になる可能性のある話があります。

有名な奈良の鹿公園は、糞を特に処分していないそうです。

それでも、きれいな公園を保つ秘密は、まず、シカが糞をするとフン虫という虫が潜り込み分解してくれます。

そして、その分解された糞が公園内に広がる芝の肥料になります。

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鹿糞は寄生虫は大丈夫?

糞を活用することを考えますと、気になるのは寄生虫です。

家畜化に成功している豚や、鶏などですら食用に関して厳密な決まりも多く、ましてや、シカは自然界での生活が大半です。

寄生虫の可能性はどうなのでしょうか?

まず、この頃の流行になりましたがシカなどの野生動を食する、ジビエの観点でいいますと、住肉峰子虫という、シカやイノシシ、馬などの野獣に寄生する原生生物がいる可能性が高いです。

そのため、完全に火を通して食するようにします。

肉や内臓に寄生虫がいることもあるため、糞内にいないとは言い切れませんが、肥料にする過程で堆積発酵させると熱が出ますから、この熱で有害な菌などは全滅します。

まとめ

公園や、動物園などでメジャーな生き物の鹿ですが、糞などの活用はあまりされていませんでした。

しかし、奈良公園などで芝生など景観をきれいに保つためのサイクルに入っていたり、糞を有害な寄生虫に注意し、肥料にすることも可能のようです。

奈良公園など、行く機会がありましたら、少し思い出して観察してみたいですね。

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