いつも獣毛をまとっている自然界の哺乳類たちは、夏をどう過ごしているのでしょうか。
換毛するにしても、人間のように半袖のシャツ、短パンといういでたちはできません。
ペットの環境は、自然界のように好きなところに移動できないことを考えてやりましょう。
熱帯地方のように暑い日本の夏をどう過ごせばよいか、調べてみました。
クーラーを使うのはいつ頃からがいい？
一番手軽な温度調節はクーラーです。
部屋中を一定の温度にできますから、手間はかかりません。
人間にとってもクーラーは暑いと思った頃から使い始めます。
ではうさぎは、どれくらいの時にクーラーを使い始めればよいのでしょうか。
その前に、うさぎにとってどんな温度が適正なのかを見てみましょう。
うさぎの適正な温度環境は？
ではうさぎにとって一番いい温度は何度くらいなのでしょうか。
17℃から25℃というのが一説にありました。
暑い夏に一日中25℃にしておくというのは、簡単なことではありません。
クーラーを使えば手間はかかりませんが、同じ環境に住む人間の方が参ってしまいます。
25℃というのは人間にとっての夏は少し寒い環境です。
ではどのようにしてうさぎの快適な温度を提供してやれるのでしょうか。
クーラーだけに頼らない暑さしのぎの方法
ケージの中や水槽での飼育に限られる動物では、クーラーというとケージや水槽に取り付けられるグッズであることも多いです。
人間と同じような温度では少し暑そうだと思えば、このグッズを併用するのもいいでしょう。
うさぎは汗をかかないので、人間にとって快適な温度ではかなり暑いと思われます。
その分をうさぎ用のクーラーや冷感グッズを使って、暑さを取り除いてやるのもいいでしょう。
うさぎにクーラーを一日中使うとしたら電気代はいくらする？
グッズを使わず、クーラーを一日中つけておくとすれば、心配なのは電気代です。
どれくらいかかるものでしょうか。
クーラーだけでなく冷蔵庫やその他の家電品が多量に電気を使っていたりしますので、クーラーだけの電気代を算出するのは難しいのですが、省エネクーラーなら普段の月より2,000円～3,000円くらい多めというくらいでしょうか。
まとめ
エアコンやクーラーで一日中涼しいところや暖かいところに居たいのは人間も同じですが、あまりに同じ温度のところに長い期間いるのはうさぎには良くない、という記事も見かけました。
うさぎなど哺乳類には換毛するという機能があります。
季節を感じて、体を作り変えていく働きです。
一年中同じ温度だとその機能が衰えるばかりでなく、他の障害も出てくるようです。
まめに様子を見ながら、人間にとってもうさぎにとってもいい環境を作ってやりたい物ですね。
