車の保険というものは、万が一、事故を起こしてしまった時に大変心強く、我々を金銭的にサポートしてくれるものですよね。
その対象は、車同士、車と人などですが、動物、例えばイノシシにぶつかってしまった場合は、保険は使えるのでしょうか？
都会に暮らしている方は、そのような心配はあまりないようですが、緑豊かな地域に住んでいる方にとっては、なくもない問題なのではないでしょうか？
保険は使えるのか、使えないのか皆さんはどちらだと思いますか？
野生動物と衝突したことで、車や人への損害が発生した場合の補償についてご紹介します。
イノシシと車で事故！保険は使える！？
イノシシとの接触事故では、マイカーにも損害が出る可能性があります。
人に飼われていない野生動物には、責任能力がありませんので、その場合は、保険では単独事故として扱われます。
車の修理にかかった費用などについては、車両保険に入っていれば、車両保険から保険金が支払われます。
保険会社により、車両保険のどこまでの損害をカバーしてくれるかという範囲や状況による違いもありますので、ご自分の入っている保険を調べておく必要があります。
また、イノシシとの接触がきっかけで、本人や同乗者が怪我をしてしまった場合はどうでしょうか？
この場合も相手のいない単独事故として扱い、事故をした車の損害保険で補償されることになります。
ご家族以外の同乗者の怪我については、対人賠償保険で補償される場合もあります。
イノシシを避けたことで対向車と接触したり、歩いている人にぶつかってしまったりしたら、危険運転をしてしまったドライバーに損害賠償責任が生じることがほとんどです。
自転車やガードレールなどの物の損害であれば、対物賠償保険で人の怪我であれば対人賠償保険で補償されます。
まとめ
最初の原因はイノシシの飛び出しであっても、それを避けようとしたことで起きた事故の責任は、ドライバーが負うことがほとんどなのですね。
自然の多い地域にでかけた時には、イノシシの他にも野生動物に遭遇することがあるかもしれません。
スピードの出し過ぎに注意して、もし会ってしまったときは慌てずに対処して、二次災害を防ぐようにするのが重要でしょう。
