最近ペットとして飼う人もだんだん増えてきた「モモンガ」ですが、まだまだ一般的には馴染みがない少しマイナーな動物です。
しかしとても可愛くて大きな目、そして愛くるしい仕草が人気のようです。
そんな魅力いっぱいのモモンガとは一体どんな動物なのでしょうか。
「モモンガ」という名前、その由来とは?
日本では古くから知られえていた動物で、平安時代にはモモンガとムササビは区別されておらず、「モミ」または「ムササビ」と呼ばれていました。
「モミ」というのは「毛美」という漢字で書かれるのですが、毛が美しいことからつけられたそうです。
それが「モモ」となり、鳴き声の「グァ」がプラスされて「モモングァ」と呼ばれるようになりました。
その後、「モモングァー」「モモンガー」となり、現在の「モモンガ」に落ち着きました。
ちなみに漢字で表すと「模模具和」となります。
モモンガを英語ではなんと言う?その読み方は?
では、英語ではどのように呼ぶかというと「flying squirrel」と書きます。
読み方は「フライング スクワール」となります。
直訳すると「空飛ぶリス」です。
しかしこれにあたるのはアメリカモモンガやタイリクモモンガなどのリス科のモモンガです。
その他のモモンガは、エゾモモンガは「ロシアン フライング スクワール」、またカンガルーの仲間のフクロモモンガは「シュガーグライダー」と呼ばれ、リスの仲間か、カンガルーの仲間かによって少し呼び方が変わってきます。
また英語ではムササビもフライングスワールと訳されますが、ムササビは「ジャイアント フライング スクワール」、モモンガは「スモール フライング スクワール」と若干区別しているようです。
まとめ
あまり身近な動物ではないため、モモンガと言ってもその姿をパッと頭に思い浮かべることができない人も多いと思います。
しかしその歴史は古く平安時代から私たちの身近にいた動物でした。
その頃は夜にひらりと飛ぶこと、また鳥なのか獣なのかわからないため、妖怪扱いをされていたそうですが、毛が美しいという由来から少しずつ呼び方が変わり、今は「モモンガ」と呼ばれるようになった歴史を知ると、その毛に触れてみたくなる、そしてもっと詳しく知りたくなる興味深い動物です。