ハサミムシは北海道以外の地域で多く見られる、日本人にはとても身近な昆虫の一種だと言えるでしょう。

日光の当たらない多湿のエリアを好むとされ、大きな石の下や木々の枯葉の下などに生息していることが多いようです。

お尻にクワガタムシのような立派な可動式のハサミを持っており、その奇異な見た目から観賞用として飼育している方も少なくないようです。

そんな、ハサミムシの飼育方法について調べてみました。

ハサミムシ 飼育 餌

ハサミムシの飼育方法は?

ハサミムシの飼育は比較的簡単だと言われています。

ハサミムシは活発に動き回るような昆虫ではなく、物陰にじっとしている事が多いようです。

また、日本のハサミムシは、飛んで逃げることが無いとされています。

そのため、飼育用のケースはそれほど大きなものは必要ないようです。

1~2匹程度であれば、20センチの飼育ケースがあれば十分だと言えるでしょう。

ラケースの中に砂、腐葉土、木の皮や石などを設置すれば飼育環境としては問題ないと言われています。

直射日光の当たらない場所で、乾燥しすぎないように水を定期的にスプレーしてあげると良いでしょう。

蓋はあった方がよいようですが、風通しが悪くなると気温が高くなり弱ってしまう原因になるようなので、風通しの良い蓋を選んであげると良いでしょう。

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ハサミムシの餌は何をあげれば良い?

ハサミムシは雑食だとされていますが、肉食性が強いと言われています。

ペットショップなどで売られているエサ用のワームや、こおろぎの幼虫などを同じケースに入れておくと捕食するようです。

その他、たまに雑草や枯葉なども食べることがあるようです。

水分はエサや水滴などから摂取するとされており、定期的にスプレーなどで水を撒くとよいようです。

ハサミムシを複数飼育する場合、与えるエサが少ないと共食いしてしまう場合があるようなので注意が必要だと言われています。

ハサミムシの幼虫の餌は?

ハサミムシを幼虫から育てる場合も、飼育は容易だと言われています。

幼虫の飼育環境や餌も成虫と同じで良いと言われています。

オスとメスでペアで飼育し、繁殖させた場合、母ハサミムシは卵のときから側を離れず、孵化したあとも母ハサミムシが幼虫にエサを与えるといわれており、とても子煩悩な昆虫であるとされています。

まとめ

ハサミムシは肉食性の強い雑食で、飼育方法は比較的容易だということが分かりました。

簡単に採取もできるようなのでお子さまの自由研究などで飼育してみても面白いかもしれませんね。

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