コオロギに似ていて、見かけが気持ち悪い通称便所コオロギ、正式名はカマドウマと言いますが、どこに生息しているのでしょう。

暖かい季節になると出てくるので寒い地域にはいない、あるいは逆に涼しい所を好むので暑い場所にはいないのではと考えてしまいますが、本当はどうなのでしょう。

今回はカマドウマの生息地について紹介します。

カマドウマ 生息地

カマドウマの生息地ってどこ?

私たちがよく見かけるカマドウマと同じくくりで考えたときの生息地は、東南アジアから東アジアにかけてです。

日本でいうと北海道から沖縄まで全国にいます。

また朝鮮半島の一部にも生息しています。

種類は70種ほどいるようですが、形態の似たものが多く、同一種かどうかは、専門家でないと見分けがつかないようです。

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カマドウマは暗く湿った地域に棲んでいて、初夏から秋にかけて見られます。

夜行性というのもありますが、暑いのは嫌いなので、昼間は日陰や軒下で過ごしています。

夜になると餌を探して行動を開始します。

カマドウマは脚が大きく、高くジャンプはしますが、翅をもたないので飛びません。

見かけはコオロギに似ていますが、翅がないので鳴きません。

鳴かないので、どこにいるのかもわかりにくいのです。

世界的にカマドウマの生息域を見ると、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ、ヨーロッパにもいるようです。

そして世界にはニュージーランドに生息している、ジャイアントウェタという巨大カマドウマともいうべき昆虫もいます。

ジャイアントウェタは世界最大の昆虫でその大きさは10cmだそうです。

ネズミなどに捕食され、今は数が随分と減っています。

移動速度はとても遅くて、元々敵のいない地域に棲んでいたため、防衛本能のようなものはほとんど持っていません。

この事が数を減らしている要因となっているようです。

まとめ

カマドウマは日本全国にいるのですね。

夜行性なので、昼間はどこかにひっそりと隠れていて何をしているのでしょう。

でもカマドウマは見かけが悪いだけで、人に害を加えることはないのです。

そして、世界最大の昆虫は、カマドウマによく似ているようです。

日本のカマドウマがもし10cmもあったらと考えるだけで、ぞっとします。

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