うさぎはあまり人間に慣れることがありませんが、種類や固体差があり、飼育期間がある程度長くなってくると、徐々にコミュニケーションが取れるようなります。
うさぎは声帯を持っていませんので鳴くことが出来ず、そのため自然界においても様々なかたちで仲間とのコミュニケーションをとります。
人間に対しても指を舐めたり、体を擦りつけてきたりすることがあり、それはうさぎの愛情表現であるといわれています。
そうしたコミュニケーションのひとつとして甘噛みをするうさぎもいるようですが、では、甘噛みをする理由はどういったものなのでしょうか。
うさぎのボディランゲージには色々な種類があります!
声帯を持たず鳴くことが出来ないうさぎは、鳴くことによって何かを表現することが出来ないため、自然界においてもその他の方法を用いて、仲間とのコミュニケーションをとっています。
飼育下におけるうさぎについても同様で、手や指を舐めたり、鼻を擦り付けてきたりしてコミュニケーションをとってきます。
食物連鎖の中で下位にあるうさぎは、大変臆病な草食動物ですので、犬や猫のように人間に良く懐くということはあまりありませんが、それでも種類や個体差によっては人間に徐々に慣れてくるうさぎもおり、飼育期間が長くなるほど、いろいろなコミュニケーションを取るようになるといわれています。
もっとも代表的なコミュニケーションというとやはり、手や指を舐めてくることです。
また鼻を擦り付けてくるなどの行為も多く、これらはうさぎの飼い主に対する愛情表現だといわれています。
舐めたり、鼻を擦りつけたりする行為は犬や猫も多く見られますので、それが愛情表現だということは飼い主も想像がつきやすい行為ですが、うさぎの中にはそれとは別に甘噛みをするものがいます。
見た目は可愛くとも、鋭く伸びた前歯を持っているうさぎですから、噛んでくるとなるといくら飼い主とはいえ、やはり少々驚いてしまうのではないでしょうか。
ですが、この甘噛みについても実は愛情表現だといわれています。
前述しましたが、そもそもうさぎは自然界の中では捕食される側の小動物ですので、敵意をもった相手に対しては向かっていくのではなく、安全なところに逃げることがほとんどです。
そう考えてみると、強く噛んでこない甘噛みは攻撃を加えるためではなく、舐めるという行為の先の更に一歩踏み込んだ、深い愛情表現だということも納得できるかもしれません。
まとめ
鳴くことが出来ないうさぎは、色々なボディランゲージで自分のことを相手に伝えます。
また、とても臆病な小動物であることから自らが、攻撃を加えるということも少ないようです。
犬や猫とはまた違った表現をするうさぎですので、いろいろとうさぎに対する知識を深めて大切に育ててあげたいものです。