刺身や天ぷら、イカスミパスタなど様々な料理に使われており、日本人にとって身近な存在であるイカ。

その生態はなかなか驚くべきものがあります。

軟体動物であることや、墨を吐くことは知られていると思いますが、繁殖方法については知らない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、イカの繁殖方法について、解説していきたいと思います。

イカ 繁殖 方法

色々あるイカの繁殖方法とは?

イカの求愛行動!

イカの求愛行動は種類によって色々あり、コウイカというイカは腕をハート型にしたり棘のような形にして、メスの前で振ることで求愛します。

コウイカの仲間のシシイカというイカは体を細い針状にしながら、点滅を繰り返すそうです。

またトウガタイカは、発光することで求愛をします。

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イカの繁殖行動!

一般的な動物は、生殖器同士を繋いでオスがメスに直接精子を渡しますが、スルメイカはメスの口に精包を打ち込みます。

これを「交接」と呼びます。

つまりイカは生殖行動として「交接をする」ということです。

その後メスのイカは産卵をします。

スルメイカのメスは産卵後、亡くなってしまうそうです。

卵の塊は30~80cmにもなり、でてきた卵はゼリーで覆われていて、この中に最大20万個近い卵が入っているそうです。

バクテリアやプランクトンの食害から防ぐため、この卵塊は孵化まで維持されます。

メスのイカが産卵している間は、メスをオスが守ります。

この時の「コブシメ」というイカのオスの体色変化がすごいです。

メスを向いている方は穏やかな色に、外を向いている方は禍々しい色に変化します。

このように体色が、綺麗に真っ二つに分かれるは本当に不思議ですね。

以上がイカの繁殖の流れですが、イカによってはなんとオス同士で交接をするイカもいるそうです。

それが深海に住む「キタノヤツデイカ」と呼ばれるイカで、このイカは元々オスメスの区別が付きづらく、そのために性別を確認せずに交接行動をとるというわけです。

ちなみにこのように同性同士で生殖行動を行うことを、同性性行動と呼びます。

まとめ

いかがでしたか。

イカの繁殖の特徴としては、交接行動を行うという点と卵がゼリーで覆われている点の2点があります。

イカの生態は、知れば知るほど不思議がいっぱいあります。

イカの生態について興味を持った方は、是非調べてみてください。

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