ハリネズミ、とっても可愛いですよね。
その名前から、ネズミなのかと想像される方も多いと思いますが、実はネズミの仲間ではありません。
どちらかといえば、ネズミよりもモグラに近いような生き物です。
ハリネズミの生息域は幅広く、ヨーロッパやアフリカ、中近東、ロシアやインド、日本以外の東アジアに分布していて、その種類もとても多いです。
そんなハリネズミですが、おかれている飼育環境によっては寒くなる冬に冬眠することがあるようなのです。
今回はペットのハリネズミが、冬眠した場合の対処方法についてご紹介したいと思います。
ハリネズミが冬眠した時の対処は?
最初に、冬眠はハリネズミにとっては危険でリスクの高い行動なので、基本的には冬眠させてはいけないということをお伝えしたいと思います。
では、ハリネズミはどんな時に冬眠してしまうのでしょうか?
ハリネズミの飼育に適した温度は24-28℃とされていますが、室温が20℃を下回る頃から行動が鈍くなり、18℃にもなれば確実に冬眠してしまいます。
では、うかつにもハリネズミが冬眠してしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか?
まず冬眠しているハリネズミを見つけたら、ただちに冬眠から起こす作業を開始することです。
でも、慌ててはいけません。
急激に温めて体温を上げてしまうと、内臓にかなり大きな負担がかかってしまい、最悪のケースにもなりかねないからです。
ペットヒーターなどの上に柔らかい布やタオルを置き、その上やそばに丸まって冷たくなっているハリネズミをそっと置きます。
それと同時並行で室温も上げていきます。
そうしておくと、30分くらいすれば丸まっていた身体が徐々にまっすぐになってきて、やがて冬眠から目覚めます。
目覚めたばかりのハリネズミはとても行動が鈍く、また内臓などの機能が正常ではない可能性がとても高いです。
さらに栄養を充分に取らずに、冬眠に入ってしまった個体はとても危険な状態にあります。
消化の良い砂糖水などを少し飲ませ、そのままにしないですぐ動物病院に連れて行くようにしてください。
外見からは分かりませんが、身体の内部でどこかにダメージを受けている可能性があるからです。
まとめ
ハリネズミが、冬眠した場合の対処法について少しご紹介しました。
基本的には冬眠させてはいけないということが分かりましたね。
1年を通して、飼育温度は一定に保ってあげるようにしたいものです。