皆さんは再生能力のある生物といえば、何を思い浮かべますか?

有名なものではトカゲのしっぽやプラナリアでしょうか。

ではイカの足はどうでしょうか。

今回はイカの足に再生能力があるのか調べてしました。

イカ 足 再生

イカの足に再生能力はあるの?

イカの足は10本ありますが、すべてが同じ長さではありません。

背中側から腹側に向かい、第一腕から第四腕まで左右4対の足があります。

これで8本です。

第三腕と第四腕の間からは「触腕」という特殊な腕が2本出ています。

これを合わせて10本になります。

2本の触腕は他にくらべて長く、獲物を見つけると素早く伸ばし、器用に獲物を捕らえていきます。

しかしこの触腕も、釣り糸に引っかかってちぎれてしまったり、わざとちぎって逃げていくイカもいるそうです。

実はこの腕は無くなっても、再生するのではないかという説があります。

再生されるので、イカは躊躇なく切り離しているのでしょうか。

また、タコイカやヤツデイカの仲間は、子供のころは触腕もあり10本足ですが、成長するにしたがい8本になるようです。

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このように自然に減った足は、再生されないのではないかと言われています。

イカの再生能力については情報も少なく、明確なことはわかっていません。

ただ一般的なイカの寿命は1年とも言われていますので、完全な形に再生していくことは難しいのではないかと思われます。

余談ですが、タコの足は8本ですが敵に襲われて失くしても、また再生してくると言われています。

ただどんな時でも、というわけではないようです。

サメなどに襲われて食べられた時や、敵から逃げるために自分で腕を切り落として逃げるなど、緊急事態の時のみ再生するそうです。

人間に捕まって、ストレスにより自分で足を食べた時などは、再生されないそうです。

生き物の生態は不思議なことが多いですね。

まとめ

いかがでしたか?

イカの足は、長い触腕であれば再生することもあるようですが、詳しくは明らかにされていません。

再生能力が高い生物として、トカゲ、プラナリアの他、蟹、ナマコ、ミミズなどがいます。

再生能力は生物が進化するにつれて、どんどん退化していくそうです。

下等なものほど再生力が強いともいえます。

組織や細胞が複雑になるほど、元の形に戻すのは困難になります。

イカの体は決して下等とは言えないので、再生するのも難しいのでしょうか。

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