昔、日本に野生のオオカミがいました。

本州、四国、九州に生息していたニホンオオカミと呼ばれるオオカミです。

そのオオカミは1905年に捕獲されたのを最後に、絶滅したと見られています。

オオカミは英語でwolf(ウルフ)といいます。

ハイエナの4種類の中に、他の3種類と名前も性格も違うハイエナがいます。

名前はアードウルフです。

ツチオオカミともいいます。

アードウルフの顔はキツネや狸のような顔をしていますし、なんだかニホンオオカミが生きていた頃に、同じ様に生きていたのではないかと期待してしまいます。

この日本に野生のハイエナは生息していたのでしょうか、いや、いま生息して息を潜めているのでしょうか。

ご説明いたします。

ハイエナ 日本 野生

野生のハイエナは日本にいるの!?

サバンナの掃除屋ともいわれるハイエナはあだなのとおり、生息地はアフリカ~インドです。

今現在は、野生のハイエナを日本で確認する事はできません。

オオカミの名をもつアードウルフですら、南アフリカ、スーダン、ケニア等に分布しています。

日本に古代から生息していたオオカミは、大きい神とかいてオオカミと読ませて信仰する地域もあるほどで、名前をとっても日本らしさがある別名を持っていますが、ハイエナの別名は、タテガミイヌです。

日本の固有語ではありません。

ハイエナは英語でもハイエナです。

しかも犬ではありませんし、どちらかというとマングースに姿が似ているネコ目にあたります。

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日本には馴染みの無い動物である事が、やはり名前からわかります。

今も動物園以外では見ることが出来ません。

しかし、「日本のハイエナ」とよばれる生き物は存在します。

ハイエナのように腐肉食の動物の事を「スカヴェンジャー」と総称しますが、代表できなものが、ハイエナ、ハゲタカなどが上げられますが、日本の代表的なスカヴェンジャーはツキノワグマです。

縄文の時代から日本に生息するツキノワグマは、大型動物から小動物、命を落とした動物達までも骨ごとむさぼりつきます。

まさにハイエナと同じです。

昔から日本にハイエナが生息していないわけは、寒さとかではなく、最強のスカヴェンジャー、ツキノワグマと食べるものがカブってしまうので避けたのかも知れませんね。

まとめ

野生のハイエナは、昔も今も日本にはいませんでした。

たとえ、大地震などがおきて、動物園のライオンや、ヒョウや、ハイエナなどが逃げ出したとしても、それがオスとメスが対になって脱走したとしても、繁殖は出来ないだろうと言われています。

日本には、熱帯の動物が越える事が出来ない冬があります。

ハイエナも同じです。

ましてや、同じスカヴェンジャーとして、ツキノワグマがいたのでは、生き抜く事は絶対に出来ないでしょう。

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