うさぎには、立ち耳うさぎのネザーランドドワーフや、垂れ耳うさぎのロップイヤーラビットなどがいます。

基本的に立ち耳うさぎは、自分で耳掃除をしているので、耳かきは必要ないと言われています。

しかし、ロップイヤーなどの垂れ耳うさぎは、耳が長く垂れ下がっているということから、立ち耳うさぎよりも耳の病気になりやすい危険性があります。

では、どうすれば、耳のトラブルを予防することができるのでしょうか。

うさぎ 耳かき 方法

垂れ耳うさぎの耳かきの方法!

垂れ耳うさぎは、垂れ耳のお掃除と害虫対策が重要になってきます。

立ち耳うさぎの飼育経験があっても、ロップイヤーの飼育の仕方は少し違ってきます。

うさぎ自体が、まだよくわかっていない部分が多い動物なので、ロップイヤーをよく理解する必要があります。

ロップイヤーは耳が垂れていることが、トラブルの引き金になります。

耳が長すぎることで床を擦ってしまったり、湿気が溜まりやすく耳が汚れやすいという特性があります。

自力で耳を掃除するうさぎもいますが、中には耳掃除を知らないうさぎもいます。

立ち耳うさぎと違って垂れ耳うさぎは、耳をめくって中を見てあげなくてはいけないため、気づきにくいことが多いです。

ロップイヤーは、人懐っこくおとなしい性格が多く、グルーミングもしてもらいたがったり、あまり自分でグルーミングをするのが得意な印象がありません。

耳が汚れているのに放置して皮膚炎になったりします。

うさぎの耳の皮膚は薄く、血管がたくさん集まっている繊細な部分です。

こまめにめくって耳垢が溜まっていないか、湿気がないかなど異常がないか、確認するようにいします。

耳が垂れている分、密閉状態に近く体温が高くなることから、虫が入りやすい場所でもあります。

そのためにも、耳のチェックは必要です。

自分で耳のお手入れができるうさぎは、人間が耳かきをすると過剰になるので、耳のお手入れができないうさぎに限って耳かきが必要になってきます。

特に自分でお手入れをしているつもりで、お手入れできていないうさぎは要注意です。

耳の外側は綺麗でも前足の届きにくい内側は、綺麗にお手入れすることが難しいことが多いです。

このような場合は、人間の手でお手伝いしてあげる必要があります。

病気や生まれつきなどで、後ろ足で立つことが苦手なうさぎも耳かきが苦手です。

肥満や高齢のうさぎも、自分でお手入れできているつもりで、できていない場合がよくあります。

垂れ耳うさぎの長い耳のお手入れ方法は、人間用の綿棒や耳かき棒を使うと繊細のうさぎの皮膚を傷つけたり破ったりしてしまうので、絶対に使わず優しく撫でるように耳掃除をしてあげます。

耳かきするのは、外耳の部分だけで穴の奥の方に溜まっている垢は、獣医さんにとってもらうようにします。

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うさぎの耳は頭の上の方に付いています。

そのため、脳と耳の穴が近いところにあるため、耳の穴は損傷を受けやすいです。

うさぎの耳かきに使用してもいい物品としては、うさぎ用のグルーミング剤・ベビーオイル・脱脂綿・ガーゼです。

ただ、うさぎ用のグルーミング剤はアルコールを使っていないものが安心です。

ベビーオイルやグルーミング剤を使うときは、ガーゼや綿に少し取ったり、指で数的取って撫でるように塗る程度にします。

直接、塗ったりスプレーをするのは穴の奥まで入り込んでしまうので危険です。

うさぎの耳かきで、絶対にしてはいけないことは、人間用の耳かき棒を使ったり、ゴシゴシこすったり、市販の小動物用の耳掃除剤を穴に垂らしたり、耳の穴の中まで掃除したりすることです。

また、耳かきに対して、不安がある場合は獣医さんお任せすることが安全です。

また、害虫が耳の中に入ってこないように注意してください。

虫が発生しやすい夏の季節は要注意です。

虫除けアイテムや、ケージをこまめに掃除して環境を整えておくことも大事です。

まとめ

うさぎの耳は、体温を調節しています。

敵の襲来を察知する聴力だけではなく、体温管理を耳に頼っています。

品種改良によって普段から耳が垂れているロップイヤーは、湿気や自分の体温がこもりやすい体になっています。

このことから、耳かきなどの耳のお手入れを通して、耳の状態をよく観察してあげることが大切です。

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