コウモリの鳴き声は超音波だということは皆さんも良く知っていると思いますが、ひとえにコウモリと言っても全てのコウモリが超音波を発している訳では無いのはご存知でしたか?

そして超音波以外にコウモリの鳴き声があるというのを知っていますか?

どうしたらコウモリの鳴き声が聞こえるのか、どいう声で鳴くのか今回はそこらへんを調べて行きたいと思います。

コウモリ 鳴き声 聞こえる

コウモリの鳴き声は聞こえるのか

コウモリは大別してフルーツを食べるオオコウモリ種類と、虫を食べる小型のコウモリと分かれますが、超音波を発してその反射音で獲物の虫を捕らえるのは小型のコウモリです。

この、超音波を発して反射音で獲物の位置や障害物を認識する能力をエコロケーションと言います。

この超音波はコウモリの鳴き声ですが、超音波だけに、普段人間の聴力では聞くことはできません。

しかし、コウモリの種類によっては低い周波数を発する種類がいます。

それでも周波数にすると20kHzなので、人間ですと子供や若い人にしか聞くことはできません。

それは、人間は老化すると高い音の周波数が聞き取れなくなるからです。

しかし、人間が皆コウモリの声を聞ける鳴き声もあります。

それは、コウモリが外敵などに遭遇し危険を察知した時に出す声です。

「キィ、キィ」と出す声はとてもネズミの声に似ているそうです。

ちなみにオオコウモリは「キュッ、キュッ」というような声で鳴きます。

オオコウモリは超音波を発せず食物は目で確認して食べます。

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コウモリの鳴き声を人の可聴域に変換してくれる機械があります。

その名もバット・ディテクター、コウモリ探知機です。

バット・ディテクターとは、文字通りコウモリを見つけるための探知機で、超音波の検出器です。

コウモリは、人の可聴域外となる20kHz以上の超音波を発しますが、この超音波をバット・ディテクターが検出して、人が聞こえる可聴域の音に変換してくれるのです。

バット・ディテクターには、3種類の方式がありヘテロダイン方式、フリークエンシーディビジョン式、タイムエキスパンション式があります。

この3方式の中で野外で活用するのに最も適しているのがヘテロダイン方式だと言われます。

ヘテロダイン方式は、コウモリの周波数帯に合わせて設定ダイヤルを合わせることにより、コウモリの超音波の周波数が確認でき、またコウモリの超音波をヘテロダイン変換して人が聞こえる音にしてくれます。

フリークエンシーディビジョン方式は、ヘテロダイン方式に比べて超音波を拾うことができる距離が短いとされ、タイムエキスパンション式は録音方式なので野外には不向きとされます。

まとめ

  • コウモリは超音波で鳴いていますが、外敵などの危険を察知したときは人が聞こえる声で鳴く。
  • オオコウモリは普段から人の聞こえる声で鳴いている。
  • 超音波を機械的に変換して人に聞こえるようにしてくれる機械がある。

ということがわかりましたね。

バット・ディテクターは通販でも売っていますが、お高いので購入する時はよく考えて購入してくださいね。

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