よく似た雰囲気をもつトラ、チーター、ヒョウ。

食肉目ネコ科に分類されるこの3種類の動物の特徴、違いについて説明します。

トラ チーター ヒョウ 違い

トラとチーター、ヒョウにはどんな違いがあるの?

食肉目ネコ科ヒョウ属に分類されるトラの最大の特徴は、大きな身体と、その身体に入っている黒い横縞の縞模様になります。

インドをはじめ、中国、ネパール、バングラデシュ、ミャンマー、ロシア東部等に生息しており、餌とする動物は、イノシシ、シカ、水牛、ヒグマ等の大型動物、カエルやワニ、鳥、魚類の小動物になります。

では、チーターについてですが、最大の特徴は走るスピードになります。

時速72キロメートルに達することもあるという走行スピードは、肉食動物ナンバー1です。

分類は、食肉目ネコ科チーター属。

チーターはヒョウに似た身体をもっておりますが、体長110~150センチメートルとヒョウよりやや小柄なスタイルになります。

淡黄色の毛に黒い斑点が点在しますが、眼の内角から口にかけては黒い筋模様が入っており、それが、チーターとヒョウを一目で区別するための特徴となっております。

迷った時は顔に入る黒い筋模様を確認してみましょう。

餌は主にインパラ、ガゼルを好みますが、野ウサギ、ダチョウ、山羊等も食べていたとのこと。

ちなみに、生息地は、熱帯エリアを除くアフリカ大陸、イランになります。

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最後は、ヒョウについてですが、生息地はアフリカ、アラビア半島、東南アジア、ロシア極東となっており、ネコ科の肉食動物の中ではもっとも広い範囲に生息しております。

体長は100~150センチメートル、体重は30~90キログラム。

ヒョウの身体の毛はチーターに比べると柔らかく、色は淡黄褐色、もしくは淡褐色になり、身体全身に黒い斑点、背面や体側面には斑紋が入っております。

餌は、インパラをはじめ、イノシシ、シカ、マングース、昆虫、鳥、爬虫類、、魚類と小型から中型の獲物を狙い、食します。

まとめ

わたし達が呼ぶヒョウは、英語・ドイツ語圏ではLeopard(レパード・レオパルド)と呼ばれております。

ヒョウ柄模様の洋服をレオパード柄と呼ぶこともありますが、実は、この言葉はLeopard(レパード・レオパルド)を読み間違えたために誕生した造語になります。

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