日本でも高い人気を誇るジャイアントパンダ。
元々中国からやって来ていることは、ニュースや名前などから分かると思います。
では、野生のジャイアントパンダってどこにいるのか知っていますか?
現在でも野生のパンダはいるのでしょうか?
ジャイアントパンダの中国での生息地って?
ジャイアントパンダは、哺乳綱食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に分類される食肉類。
竹や笹を食べるイメージが強く、実際にそうなっていることから実は肉食であることはあまり知られていないかもしれません。
かつては中国全土や、近隣のミャンマーやベトナムなどが生息地でした。
しかし中国での伐採や農地化、狩りなどによりジャイアントパンダは激減。
現在では、中国の西の地域である四川省や甘粛省、陝西省のわずか約20箇所でしか生息していません。
この辺りは山の多い地域であり、中でも四川省はジャイアントパンダの故郷との言われています。
標高1200~1300m級の高い山の竹林に生息し、約2万平方キロメートルの面積のところに約1600頭のジャイアントパンダがいます。
岷山には中国全土のパンダのおよそ44%が生息しており国内最大数で、27の保護区があります。
四川省と甘粛省の岷山と陝西省の秦岭山では、ジャイアントパンダの一種である秦岭パンダが生息しています。
この種の保全のために佛坪長青自然保護区があり、保護区は年間を通して多湿で森林の約55%が竹林。
そのためパンダにとっては最適の場所であり、一般公開もしていないので野生そのままで保護されています。
1年中山奥で暮らすためには、竹が主な食になり生きるための選択だったのです。
他には、魚や昆虫、小型の哺乳類や果物を食べることもあります。
中国の飼育下では、竹の他に肉や野菜も与えることがあるようです。
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野生のジャイアントパンダの貴重な動画。食事、子育ての様子も #ジャイアントパンダ #野生パンダ #親子 #Giant Panda #WILDLIFE
まとめ
故郷である四川省に行くと、動物園以外でジャイアントパンダに会える場所もあります。
絶滅危惧種からは外れたものの、まだまだ危機を逃れたわけではありません。
少しでも力になれるよう、ボランティアなどで訪れても良いかもしれません。