ペットとして飼育することが増え、とても人気の高いハリネズミ。
ペットショップなどでも、目にすることは多くあります。
このハリネズミ、日本国内で野生化していることが問題になっていることをご存知ですか?
一体どこにいるのか?
なぜそうなったかを調べてみました。
ハリネズミが日本で野生として生息しているって本当?
ハリネズミは本来、中国やインドネシア方面で生息している動物です。
そんな種が、何故日本に野生として生息しているのか?
それは、勝手な人間の都合で生息してしまったのです。
繁殖するつもりはなかった、増えすぎてしまった、などで遺棄したことが理由と言われています。
また、日本に持ち込み飼育出来なくて遺棄した個体もいるようで、これらが自然に繁殖し数が多くなっています。
日本で認められた飼育可能な種類は「ヨツユビハリネズミ」。
野生化したハリネズミは「アムールハリネズミ」という種です。
外来生物法により「特定外来種」に指定されており、研究等で厳重に管理を行う場合を除き、原則飼育、運搬、輸入が禁止となります。
そのため、見つけたとしても勝手に持ち帰ることが出来ず、違反すると懲役や罰金もあります。
どうすることも出来ず、どんどん増えている状態。
生息場所は、静岡県の伊豆市の伊豆高原で1995年頃から目撃されています。
現在では、神奈川、岩手、栃木、長野、福井でも目撃情報があります。
静岡や神奈川では、すでにアムールハリネズミが自力で生活し、繁殖もしていると認識されています。
もしかすると、このことが原因でいまは認められているヨツユビハリネズミまで、禁止されるかもしれません。
そうなる前に、なんとかしなければならない状況になりつつあるのが現状です。
まとめ
生態についてなにも知らず、ただ可愛いと飼育すると大変なことになります。
これはハリネズミに限ったことではなく、飼育するなら勉強し知識を身につけて育てましょう。
一緒に生活をはじめたときから家族であり、命です。
こんな悲しい問題を引き起こすことなく、大切にしてあげたいですね。