ペットとして飼育されることもある小動物、プレーリードッグ。
サバンナなどで顔をのぞかせている姿がかわいらしいですよね。
さて、「プレーリードッグ」という名前ですが、ドッグってことは犬なの?
どうしてこの名前になったの?
他人に聞きづらい名前の由来について調べてみました。
プレーリードッグの名前の由来は?
プレーリードッグの名前の由来は、生息している地域に関係があります。
生息しているのは主にアメリカの草原地帯で、「プレーリー」と呼ばれる地域があります。
帯状に広がったエリアで、プレーリードッグはそこに多く生息しています。
プレーリーとは「草原」という意味と解釈しても良いでしょう。
では、馴染みのある「ドッグ」の方は?
プレーリードッグ自体は「ドッグ」とつくものの、生態系としてはリス科に属します。
犬ではないのにドッグとはこれいかに?
それはプレーリードッグの習性に関係しているのです。
プレーリードッグは危険が近づくと大声で鳴き、仲間たちに注意を促します。
この鳴き声が「きゃんきゃん」と犬が鳴く声にそっくりだったので、「草原の犬」つまりプレーリードッグと呼ばれるようになった、と言われています。
プレーリードッグ、英語で書くとスペルは?
プレーリードッグは英語では「prarie dog」と書きます。
前述の通り、プレーリーとは北アメリカの草原地帯のことです。
北はカナダから南はメキシコまで縦断する広さを誇ります。
さて、プレーリーという言葉ですが、これは主にカナダでの呼称です。
アメリカではグレートプレーンズ(great plains)と呼ばれることが多いようです。
中学校の地理の授業でふれた方もいるかもしれませんね。
まとめ
プレーリードッグに限りませんが、まったく別の種目であるにも関わらずその名称が用いられることがあります。
今回だとプレーリードッグはリスの仲間ですが、その鳴き声からプレーリー「ドッグ」と呼ばれるようになりました。
このように習性や見た目、特徴から名前を命名した例は多く、動物の名前の由来をますます掘り下げたくなりますね。